電気圧力鍋を持っていたら、豆を自分でゆでるのがおすすめ。電気圧力鍋なら、豆はかんたんにやわらかくなるうえ、市販の水煮よりコスパよし。たっぷりゆでれば献立のバリエーションも広がります。電気圧力鍋を味方に付けて、豆料理にも気軽に挑戦~!
豆は自分でゆでるとコスパよし?
豆は市販の水煮を買うより、乾燥豆からゆでた方が安くあがるような気はしますよね。でも、それって気のせいなのか?実際どのくらいコスパがいいのか?まずは、大豆を例に調べてみました。
大豆の水煮缶、水煮のレトルトパック、乾燥大豆の値段を、近所のスーパーで調べてみると…
- 大豆の水煮缶(100g)158円
- 大豆の水煮レトルト(100g)70円
- 乾燥大豆(250g)228円
乾燥大豆はゆでると、2.2~2.5倍の重さになるそうなので、250gの乾燥大豆は、ゆでると軽く見積もって550gになります。つまり、550gで228円かかる計算。
- 大豆の水煮缶(100g)158円
- 大豆の水煮レトルト(100g)70円
- 乾燥大豆を自分でゆでる(550g)228円
自分でゆでた場合の値段を100gあたりに換算し、グラフで比較してみると…市販品の水煮より乾燥豆の方が安あがり、という結果になりました。
電気圧力鍋を使うとタイパよし
乾燥豆のコスパが良くても、調理に時間や手間がかかると、自分でゆでるのはなかなか難しいですよね。そこで「豆がかんたんにゆでられる、電気圧力鍋の出番!」なのですが、電気圧力鍋を使うと実際ラクなのか?調理の負担はどのくらい減るのか?大豆を例に、豆のゆで時間について普通の鍋と比べてみました。
大豆を水で一晩戻した場合のゆで時間は…
- 普通の鍋 60~70分
- 電気圧力鍋(最高圧力値70kPa)加圧3分
グラフにすると下の通り。ゆで時間は、ずいぶんと短縮できることが分かります。
ただ、電気圧力鍋は降圧に時間がかかり、降圧にかかる時間は電気圧力鍋によってまちまちです。だから単純に「時短できる」とは言い切れないけど、電気圧力鍋は調理中に鍋に付きっきりにならなくていいのが、一大メリット。豆をゆでている間に、ほかの家事や用事に集中できるので、タイパがとってもいい感じです。
電気圧力鍋で、どんな豆がゆでられる?
電気圧力鍋を使えば、コスパがよくて、ラクして豆をゆでられます。でも、何の豆をゆでたらいいのか、最初はイメージが付きにくいですよね。そこでここからは、割と身近で手軽な豆をご紹介。「電気圧力鍋を使って、豆をゆでてみようかな?」と思い立ったときの、ささやかな参考にしていただけましたら幸いです。
手軽に楽しめる豆(大豆)
まずは、入手も調理もしやすい豆、大豆をご紹介。
大豆の乾燥豆は、割とどのスーパーでも見かけるので入手しやすく、また、電気圧力鍋を使うとかんたんにやわらかくなります。そして何より、自分でゆでるとホクホク甘くて、しっとりしていて、すっごくおいしい~!
電気圧力鍋で大豆をゆでて、その後の使い道に困ったときは、醤油や生姜醤油に漬けて冷蔵保存してもよし。醤油味が付いた大豆は、炒めものや和えもの、混ぜご飯などに使えて便利です。
また、ゆでた大豆はオリーブオイルやレモン汁、塩などを混ぜ合わせた調味液に漬けてマリネにすると、サラダにも使いやすいです。
あとは、煮込み料理へのアレンジもおすすめ。電気圧力鍋でゆでた大豆を、たとえばチリコンカンに使うと、言い過ぎではなく、もはや絶品。大豆がホクホクしっとり甘くて、すっごくおいしく感じられます。
甘煮もいける!外国産の豆(レッドキドニー)
次は、電気圧力鍋で上手に煮られるレッドキドニーをご紹介。
レッドキドニー(別名、赤いんげん豆/キドニービーンズ)は海外産の豆だけど、和の味付けもぴったり。色は金時豆に似ていても、金時豆より皮が分厚く煮崩れにくいので、甘煮がとってもきれいにできます。
レッドキドニーは電気圧力鍋でゆでると、ホクホクでやわらか。砂糖を加えて仕上げた甘煮は、色も鮮やかツヤツヤで、見た目もすっごくきれいです。
また、電気圧力鍋でレッドキドニーをゆでたら、酸味を利かせた調味液に漬けてマリネにすると、サラダでもおいしく食べられます。
だしがよく出る豆(ひよこ豆)
こちらは、うまみたっぷりで一粒一粒がおいしい、ひよこ豆。
ひよこ豆はだしがよく出て、大量にゆでなければアクもほとんど感じないので、野菜と一緒に煮込むと、とってもおいしいスープができます。
また、ひよこ豆はスープのほかにも、マリネ、甘煮、炒めもの、マッシュ、フムスなど、使い道もいろいろ。とりあえず電気圧力鍋でゆでてみて、その後のアレンジを考えてみるのも楽しいですよ。
豆の加圧時間とレシピを知る
電気圧力鍋で豆をいざゆでようとなったら、ちょうどいい加圧時間を見つけるのは、なかなかの手間と時間がかかります(失敗するとやる気も削がれて…)。そこで、個人的に検証して記録している加圧時間早見表と豆レシピへのリンクもまとめました。ぜひお気軽にのぞいてみてください~。
豆の加圧時間一覧表
こちらのページ【食材別 加圧時間早見表】では、豆をはじめとする食材の加圧時間を一覧表でまとめています。
使用している電気圧力鍋は、パナソニック製の電気圧力鍋(NF-PC400・SR-MP300)、最高圧力値は70kPaです。
この記事でご紹介した豆レシピ
記事内でご紹介した豆レシピは、下記それぞれの記事でご覧いただけます。
- 【大豆の水煮】電気圧力鍋で作るとコスパよし!冷凍保存もできます
- 【大豆の醤油漬け】電気圧力鍋レシピ。混ぜご飯、和えもの、炒めものに
- 【大豆の生姜醤油漬け】生姜香る!ご飯のお供や炒めものにアレンジも
- 【チリコンカン】電気圧力鍋で豆からゆでる。圧力調理でうまみ凝縮
電気圧力鍋は豆料理だけでなく、実は、蒸し料理もおすすめ!詳しくはこちら↓
知らないと損する!料理をラクにする【電気圧力鍋の使い方】蒸し料理篇
【電気圧力鍋でヘルシーごはん】
このブログでは、パナソニック電気圧力鍋を使ったレシピを研究・公開しています。加圧時間早見表も随時更新中。ぜひぜひのぞいてみてください!