電気圧力鍋でこんにゃくを煮ると、どうなる?――筆者はこんにゃくを煮たときに固くなった経験があり、以来、調理を避けてきました。今回はそのモヤモヤを解消すべく、板こんにゃくを切り方別に調理し、加圧後の食感や味しみを比較しました。
この記事は、パナソニック電気圧力鍋(NF-PC400・SR-MP300)を使用しています。
こんにゃくを5パターンにカットして検証
まずはアク抜き不要の板こんにゃくを、以下の5種類にカットしました。
- 大きな三角形(板こんにゃくを半分にして斜めにカット)
- 一口大の角切り
- スライス(一口大の角切りをさらに約1cm厚に切る)
- 細切り(約7mm幅)
- 一口大にちぎったもの

これらを電気圧力鍋に入れ、めんつゆ+水の煮汁をひたひたに加え、圧力調理・3分にセット。

圧力ピンが下がった後、少し置いて味をなじませ、取り出しました。

食感と味しみ加減の違いは?
3分加圧後、それぞれのこんにゃくの状態を比べてみました。

- 大きな三角形:やわらかいが、味はあまりしみていない。
- 角切り:やわらかく、しっかり味しみ。
- スライス:やや固め、味しみしみ。
- 細切り:コリッとした食感、味しみしみ。
- ちぎり:薄くちぎれた部分が固く、全体にムラあり。味はしみている。
検証から分かった4つのポイント
以上、検証から分かったポイントは―――
- こんにゃくは、圧力鍋で煮ると味がしみる。
- 加圧しすぎると、逆に固くなることもある。
- 小さく切ったものほど短時間でOK。大きいものは少し長めに加圧を。
- ちぎったこんにゃくはムラが出やすく、やや不向き。
つまり――
こんにゃくは電気圧力鍋でもおいしく調理できる!
切り方に合わせて加圧時間を調整すれば、固くなる心配もありません。
大きな三角形のみ、追加で圧力調理・2分
また、味がしみていなかった大きな三角形は、圧力調理を追加してみました。
味見後に残った三角形1つを電気圧力鍋に入れて、めんつゆベースの煮汁を加え、圧力調理・2分にセット。
合計で5分間加圧した三角形のこんにゃくは、

上のとんがった部分のみ少し固さを感じたものの、やわらかく、味がしみていました。
こんにゃくの加圧時間まとめ
検証の結果、こんにゃくはサイズ(切り方)によって加圧時間を変えると、おいしく仕上がることがわかりました。
検証ではパナソニック製の電気圧力鍋(NF-PC400・SR-MP300)を使っています。パナソニック製の場合の加圧時間の目安は以下になります。
こんにゃくの切り方 | 加圧時間の目安 |
大きな三角形 | 5分 |
一口大の角切り | 3分 |
スライス/細切り | 3分より短くてよい |
こんにゃくの加圧時間は【食材別 加圧時間早見表】にもまとめていますので、参考にしていただけましたら幸いです。
よくある質問 Q&A
Q:圧力鍋でこんにゃくが固くなるのはなぜ?
A:加圧時間が長すぎたり、こんにゃくが薄くちぎれていると固くなることがあります。切り方と加圧時間を見直すと改善できます。
Q:下ゆでしないとまずい?
A:アク抜き不要のこんにゃくは、そのまま調理しても大丈夫です。アク抜きしていないこんにゃくは、普通の鍋で2~3分下ゆでしてから加圧して大丈夫です。下ゆでの工程を加えても、こんにゃくが固くなり過ぎることはありません。
Q:味をしっかりしみ込ませたいときのコツは?
A:加圧後、煮汁に浸したまま冷ますと、味がよくしみ込みます。また、下ゆでしてから加圧すると、さらに味のしみは良くなります。
Q:こんにゃくを圧力鍋で煮ると爆発する?
A:筆者自身の体験では、こんにゃくを電気圧力鍋で煮た際に、爆発などのトラブルが起こったことはありません(加圧しすぎても膨らむ様子はなく、むしろ縮む印象です)。ただし、機種や使い方、切り方などによって結果が異なる可能性もあります。安全のため、必ずご自宅の圧力鍋の取扱説明書をご確認のうえ、ご自身の判断でご使用ください。
こんなレシピもおすすめ!圧力鍋でこんにゃく料理を楽しみたい方へ
電気圧力鍋での調理に慣れてきたら、こんにゃくレシピにチャレンジしてみましょう!
このブログでは、パナソニック電気圧力鍋を使ったレシピを定期的に公開中。こんにゃく料理のレシピも複数ありますので、お気軽にご覧ください~!
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使用している電気圧力鍋
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キーワード:こんにゃく、蒟蒻