電気圧力鍋を使って、余らせがちな乾燥昆布の使い道を広げましょう。乾燥昆布を水で戻したら、大根と昆布の煮物や佃煮にするのもいいけれど、もっとかんたんに調理したいなら、昆布だけの煮物もおすすめ。ふっくらやわらかでやさしい味わいの箸休めに仕上がります。
このレシピはパナソニック電気圧力鍋の旧製品(SR-MP300)でおいしく作れます。
昆布の選び方
昆布は種類によって、肉質の厚みや硬さが異なるため、加圧時間も変わってきます。この記事では、だし用として手軽に使われる、肉質やわらかな日高昆布(みついし昆布)を使っています。
乾燥昆布を水で戻す
それではさっそく作り方をご紹介しますね。
乾燥昆布は、圧力調理する前に水で戻します。
乾燥昆布をさっと水洗いしたら、水を張ったボウルに入れて、30分ぐらい置いておきましょう。

昆布を結ぶ
乾燥昆布が水を吸ってやわらかくなってきたら、昆布を結びます。
(戻し汁は、煮汁のだし汁として使うので捨てずにとっておきましょう。)
分厚めの昆布は、このように細く切ると、結びやすくなりますよ。

ぎゅっと固く結ぶと、仕上がりで結び目がほどけにくくなります。
ちょっと手がぬるっとすることもあるけど、がんばって。

昆布をすべて結んだら、あとは電気圧力鍋におまかせです。

圧力調理で、昆布やわらか!
電気圧力鍋の釜に結び昆布を入れて、

乾燥昆布の戻し汁、醤油、みりん、砂糖を混ぜ合わせた煮汁を加えたら、圧力調理・8分にセット。

圧力ピンが下がったら、ふたを開けて、あら熱が取れるまでしばらく置いて、

煮汁の味をなじませれば完成です!
ふっくらやわらか~な結び昆布の煮物。やさしい味わいの箸休めです。

【レシピ】結び昆布の煮物
それでは最後にレシピを記しておきますね。
電気圧力鍋で、乾燥昆布をささっとおいしく煮ちゃいましょう。
余らせがちな乾燥昆布が助かる食材になりますよ。
■材料(4人分)
乾燥昆布(長さ14cm)4枚
★乾燥昆布の戻し汁 1と1/2カップ
★醤油 大さじ2
★みりん 大さじ2
★砂糖 大さじ1
■作り方(圧力調理・8分)※パナソニック製の電気圧力鍋(SR-MP300)を使用。
1. 乾燥昆布は水でさっと洗い、水(分量外)に30分ほど浸す。
2. 1の昆布の水気を切り、結び目を作る(戻し汁は取っておく)。
3. 電気圧力鍋の釜に、2の結び昆布を入れ、★の材料を混ぜ合わせて加える。
4. 圧力調理・8分にセットする。
5. 圧力ピンが下がったら、しばらく置いて味をなじませる。
よくある質問
昆布の調理時に、不安になりがちなポイントをまとめましたので、よかったら参考にしてみてください~。
Q:昆布が硬かった…失敗した?
→ 硬めに仕上がる原因の多くは、戻し時間が短かったか、昆布の種類が肉厚だった場合です。仕上がりが固い場合は、電気圧力鍋のふたの蒸気口を掃除して、再度、数分加圧してみてください。
Q:味をしみ込ませるには?
→ 圧力調理後、煮汁に浸したまま冷ますと、ほどよく味がしみこみ、昆布のうまみが引き立ちます。(もっと濃く仕上げたい場合は、圧力調理後に、煮込みモードで10分程度煮詰めると、より味がしみ込みます。)
Q:昆布が煮溶けた…どうして?
→ 場合によっては煮崩れることがあります。
昆布の厚みが薄い部分は、やや煮崩れる場合があります。特に、厚みの薄い昆布のうち、水に長時間浸けていた昆布(水だしで使用後の昆布など)は、煮崩れやすくなります。(同じ昆布を使って何度か作るとコツがつかめてきます。)
※パナソニック製の電気圧力鍋の圧力は70kPa(1.7気圧)で一般的な強さですが、圧力が異なる製品や他製品をお使いの場合は、加圧時間の調整が必要かもしれません。
このレシピはパナソニック電気圧力鍋の旧製品(SR-MP300)でおいしく作れます。
こんなレシピもおすすめ!電気圧力鍋で昆布をもっと楽しみたい方へ
👉【昆布の佃煮】やわらか照りよく!ご飯のお供に
👉【しいたけ昆布】しいたけのうまみもたっぷり
👉【三目豆】電気圧力鍋で味しみ副菜
電気圧力鍋でヘルシーごはん
▶トップページはこちら
パナソニック電気圧力鍋のレシピや加圧時間早見表を公開。ぜひのぞいてみてください!