栗は電気圧力鍋で爆発する?切り込みのコツ|ゆで・蒸し徹底比較

電気圧力鍋で調理したゆで栗と蒸し栗の断面比較。調理工程と、ゆで上がった栗をざるに上げた様子も写っている

栗を圧力調理すると、「爆発しない?」「弾けたりしない?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。

栗は、鬼皮に切り込みを入れておけば、家庭用の電気圧力鍋でも問題なく調理できます。

わが家では、栗を「ゆでる」場合と「蒸す」場合、それぞれで実際に作り比べてみました。
わが家の一般的な電気圧力鍋で調理した場合、

  • ゆで栗は、しっとり食感でいろいろな場面で扱いやすい
  • 蒸し栗は、水分量が少なめでほくほく食感

という結果に。

この記事では、爆発を防ぐための切り込みのコツと、加圧7分での仕上がりの違い、日常での使い分けの目安をまとめています。

※この記事は、わが家で使用している電気圧力鍋(70kPa)を使った調理メモです。

栗は電気圧力鍋で爆発する?弾ける原因と防ぎ方

栗を圧力調理するとき、「爆発しないか」という不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

栗は皮の中に水分と空気を含んでいるため、加圧中に内部の圧力が急上昇すると、皮が耐えきれずに弾けてしまうことがあるのだとか。
特に皮に何も手を加えずにそのまま加圧すると、蒸気の逃げ場がなく、パンッと弾ける原因になります。

わが家では、この記事のゆで栗・蒸し栗どちらも、鬼皮に切り込みを入れてから加圧しています。
切り込みを入れておくことで、加熱中の栗に蒸気の逃げ道ができ、皮の中に圧力がたまりにくくなります。

POINT
✔ 栗は切り込みなしで加圧すると、内部の蒸気が逃げ場を失い弾けることがある。
✔ 鬼皮に切り込みを入れておけば、蒸気の逃げ道ができて安心して調理できる。

ただ、鬼皮はそのままだと固くて切り込みを入れにくいので、わが家では、栗がかぶる程度の熱湯に1時間浸してから作業しています(お湯は冷めても良く、保温の必要はありません)。

お湯で鬼皮がやわらかくなったら、栗の水気を切り、とがった方の先端に切り込みを入れます。
包丁よりキッチンバサミの方が滑りにくく、切り込みを入れやすいです。

栗の破裂を防ぐため、鬼皮にキッチンバサミで切り込みを入れる工程

ゆで栗と蒸し栗、どっちがおいしい?

栗に切り込みを入れたうえで、電気圧力鍋で栗を「ゆでる」「蒸す」、両方試して味や香りの違いを比較してみました。

香りの違い

栗は、ゆでたときと蒸したときで、できたての香りに違いがありました。

ゆで栗は、湯気とともに、鬼皮(外側の硬い皮)特有の香りがふんわりと立ち上ります。
この香りは、時間が経つにつれて和らぎ、栗本来のやさしい香りへと変わります。

電気圧力鍋でゆで上げた皮付きの栗。濃い茶色でやわらかく仕上がった見た目
電気圧力鍋で栗をゆでた様子

一方、蒸し栗は、できたてが特に香ばしく、栗の風味がぐっと引き立ちました。
ゆで汁に香り成分が流れ出ないので、より栗らしい香りが残るのが良かったです。

電気圧力鍋で蒸し上げた皮付きの栗。蒸し板の上の金属製のざるに入っている。
電気圧力鍋で栗を蒸した様子

POINT
✔ 「蒸し栗」は濃い香りが楽しめます。

食感の違い

ゆで栗は、切り込みからゆで汁の水分が入るため、ほくほく感を残しながらも、ややしっとりとしたやわらかさも感じられる仕上がりになります。

また、冷めても固くなりにくく、作り置きにも向いています。

皮付きのまま半分にカットしたゆで栗。カット断面はしっとりほくほく。見た目にもやわらかさが伝わる
電気圧力鍋でゆでた栗の断面

一方で、蒸し栗は水分が少なく、ほくほく感が強いのが特徴。

栗本来の、しっかりとしたほくほく感が楽しめました。
ただ、時間が経つとややパサつくため、できたてを楽しむのが良かったです。

皮付きのまま半分にカットした蒸し栗。断面はほくほくで細やか。栗本来の質感が際立つ
電気圧力鍋で蒸した栗の断面

POINT
✔ ゆで栗は、ほくほく感としっとり感どちらもあり(作り置きにも向いています)。
✔ 蒸し栗は、強いほくほく感が楽しめます。

皮のむきやすさ

皮のむきやすさは、大きな差が出ます。

栗の鬼皮は、蒸してもやわらかくならないので、皮がむきにくいのが蒸し栗の難点。
鬼皮を手でむくなら、やわらかくなりやすいゆで栗の方が簡単です。

手で鬼皮をむいたゆで栗。鬼皮がやわらかく、中身は山吹色でほくほく
ゆで栗の鬼皮を手でむいた様子

POINT
✔ 鬼皮をやわらかくしたいなら「ゆで栗」がおすすめです。

電気圧力鍋での加圧時間

わが家で使っている一般的な家庭用の電気圧力鍋の場合は、ゆで栗も蒸し栗も、どちらも加圧7分で調理できます。

ただし、蒸し調理の方が自然減圧にかかる時間が短いため、トータルでは蒸し栗の方が早く仕上がります。

POINT
✔ ゆで栗も蒸し栗も、加圧時間は7分。

※加圧の強さや鍋の容量、食材の状態によって仕上がりは変わるため、必要に応じて時間や分量を調整してください。

まとめ:「ゆで栗」と「蒸し栗」どう使い分ける?

ここまでの違いをふまえて、それぞれの特徴を下の表に整理しました。

比較ポイントゆで栗蒸し栗
香りやさしく穏やか香ばしく濃い
食感ほどよくしっとり&ほくほくほくほく&ややパサつく
皮のむきやすさ鬼皮がやわらかく、むきやすい鬼皮が固く、むきにくい
所要時間やや長いやや短い

実際に作り比べてみると、総合的に扱いやすいと感じたのは「ゆで栗」でした。
香りや食感、むきやすさのバランスが良く、普段使いに便利です。

ゆで栗の作り方

圧力調理を使った「ゆで栗」の作り方は、下の記事にまとめています。
栗がおいしい季節に、ぜひどうぞ◎

👉【ゆで栗】電気圧力鍋で加圧7分|皮ごと簡単・ほくほくレシピ

皮付きのまま半分にカットしたゆで栗。断面がしっとりほくほく、やわらかな見た目

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キーワード:栗、くり、クリ