【電気圧力鍋でコンポート】りんご、皮ごと食べられるぶどう、日向夏

ぶどうのコンポートの写真

電気圧力鍋でフルーツを煮てみました。季節外れのりんご、皮ごと食べられるぶどう、箱で届いた日向夏。いずれも、砂糖と水、あるいは砂糖と煮切ったお酒で煮ただけなんだけど、なかなかの味。フルーツそのもののおいしさが、生とは違う食感で楽しめてよかったです。

電気圧力鍋で、コンポートを気軽に作りたい

電気圧力鍋の付属レシピをパラパラとめくっていたら、フルーツのコンポートが載っていました。でも、それはいろんな材料を使って作る、おもてなし系のレシピたち。
一方で知りたかったのは、ズボラでもぼーっとしてても気軽に作れるコンポート。そこで使う材料は極力減らして、圧力時間は付属レシピを参考に、かんたんなコンポート作りにトライしてみました。

りんごのコンポート

こどもから「煮りんごが食べたい」とリクエストされたので、季節外れでちょっと酸味が強かったりんごを、砂糖と水だけで煮てみました。

電気圧力鍋を使うと圧力調理たったの1分で、やわらかくなって味しみしみ。レモン汁を入れなくても砂糖控えめでも、なかなかいい味わいになりました。こどもが「給食の煮りんごと同じ色!」と喜んで、残さず食べてくれました。

圧力調理は鍋の中が高温になるから、加圧時間がたったの1分でも、できあがりはアツアツ。あら熱を取ってから冷蔵庫に移して冷やすと、煮汁がなじんでさらにおいしくなりました。

■材料(4人分)
りんご 1個
★砂糖 大さじ2と1/2
★水 1と1/2カップ


■作り方(圧力調理・1分)※パナソニック製の電気圧力鍋を使用。


1. りんごは皮をむき、8等分のくし切りにする。


2. 電気圧力鍋に1を入れ、★の材料を混ぜ合わせて加える。


3. 圧力調理・1分にセットする。


4. 圧力ピンが下がったら取り出し、あら熱をとって冷蔵庫で冷やす。


※りんごのコンポートは白ワインを加えるとコクが出て、よりおいしく仕上がります。白ワインを使ったレシピはこちらです。

皮ごと食べられるぶどうのコンポート

皮ごと食べられるぶどうで、皮ごと食べられるコンポート。なるべく単純な材料で作りたいから、りんごのときと同じく砂糖と水だけで煮てみたら何だか物足りない…。あっさりしすぎていてコクがない感じだったので、ワインを使ってもう一度作ってみることにしました。
電気圧力鍋の釜に、皮ごと食べられる赤いブドウ、煮切った赤ワインと水、砂糖を加えて圧力調理・1分。

圧力すごい…。加圧時間たったの1分で、ぶどうの粒が割れちゃいました。

皮がはじけて見た目は残念だけど、味見をすると、とってもおいしい!冷蔵庫で冷やすと煮汁がなじんで、さらに味わい深くなりました。

ヨーグルトのトッピングにしたら、何だかもう震えるほどおいしくてびっくり!見た目によらず、また食べたくなるコンポートです。

■材料(4人分)
皮ごと食べられるぶどう(赤)30粒くらい
★砂糖 大さじ1と1/2
★水 1カップ
★赤ワイン(煮切り)1/2カップ


■作り方(圧力調理・1分)※パナソニック製の電気圧力鍋を使用。


1. 皮ごと食べられるぶどうを電気圧力鍋に入れ、★の材料を混ぜ合わせて加える。


2. 圧力調理1分にセットする。


3. 圧力ピンが下がったら取り出し、あら熱をとって冷蔵庫で冷やす。


日向夏のコンポート

箱で届いた日向夏をコンポートにしてみました。日向夏は白いワタまで食べられる、とってもさわやかな甘酸っぱさが特長の柑橘類です。旬は春先で、小夏、ニューサマーオレンジとも呼ばれています。
日向夏を食べるときは、包丁で外側の皮をりんごのようにくるくるとむくのですが、皮はジャムにすることもできます。そこで皮ごと輪切りにして、飲み切れずに余っていた日本酒と一緒に電気圧力鍋で煮てみました。

日向夏を輪切りにして電気圧力鍋の釜に入れたら、煮切ってアルコール分を飛ばした日本酒と砂糖を加え、圧力調理・1分。

できあがってすぐだと皮の苦みが強かったので、冷蔵庫で一晩寝かしておきました。次の日は苦みがマイルドで食べやすい感じに。そのまま食べても、パンやヨーグルトに添えてもおいしかったです。

■材料(4人分)
日向夏 2個
★日本酒(煮切り)1カップ
★砂糖 大さじ3


■作り方(圧力調理・1分)※パナソニック製の電気圧力鍋を使用。


1. 日向夏の上下のへたとお尻を切り落とし、7mm程度の薄切りにして種を取り除く。


2. 電気圧力鍋の釜に1を入れ、★の材料を混ぜ合わせて加える。


3. 圧力調理・1分にセットする。


4. 圧力ピンが下がったら取り出し、冷蔵庫で一晩冷やす。


宮崎県や高知県の特産フルーツ、日向夏。またの名を小夏、ニューサマーオレンジ。
コンポートはもちろん、ふわふわの白いワタを残して皮をむき、そぎ切りにしてそのまま食べたり、はちみつに漬けたり。砂糖をかけて食べたり、サラダのトッピングにしたり…。日向夏を箱で買うと、いろんなアレンジができて、とっても楽しいですよ。


この記事でご紹介したレシピは、パナソニック製の電気圧力鍋を使用しています。

※パナソニック製の電気圧力鍋の圧力は70kPa(1.7気圧)で一般的な強さですが、圧力が異なる製品や他製品をお使いの場合は、加圧時間の調整が必要かもしれません。


【電気圧力鍋でヘルシーごはん】
このブログでは、ふだん使いで、なるべく手間のかからない電気圧力鍋レシピを研究中。おいしくできた料理をコツコツ公開しています。加圧時間や食材の組み合わせなど、電気圧力鍋を使うときのちょっとしたヒントにして頂けましたら幸いです。

電気圧力鍋料理の写真