【いわしの味噌煮】電気圧力鍋で大きないわしを骨までやわらかく煮る

いわしの味噌煮の写真

電気圧力鍋の付属レシピ通りにいわしを煮ても骨までやわらかくならない。その理由は、いわしのサイズかも。大きないわしは骨も太いため、加圧時間の調整が必要。体長20cm前後の大きないわしは圧力調理・60分後、さらに圧力調理を追加するといい感じです。

このレシピは、パナソニック電気圧力鍋の新製品(NF-PC400)と旧製品(SR-MP300)どちらでもおいしく作れます。

大きないわしを使って

ご紹介するのは、体長20cm前後の大きないわしを使った場合の味噌煮の作り方です。
電気圧力鍋でいわしを付属レシピ通りに煮ても、骨までやわらかくならないというときの、ささやかな参考にして頂けましたら幸いです。

いわしの下ごしらえ

それでは作り方をご紹介しますね。

うろこを取る

いわしは、うろこが残っていることがあるので、まずはうろこを取りましょう。
包丁の背をいわしの尾にあてて、頭へ向かって動かすと、うろこがかんたんに取れますよ。

頭を切り落とし、内臓を引き抜く

うろこを取ったいわしは頭を切り落として、

切り口から見える内臓を、菜箸で挟んで引き抜きましょう。

このとき、内臓は全部取り切れなくても大丈夫。この後の処理で取り除けます。

いわしを半分に切り、中を洗う

いわしは食べやすいように半分に切り、尾を切り落として。

取り切れなかった内臓は、半分に切った断面から指で押し出すか、菜箸で掻き出すとかんたんに取り除けます。
内臓を全部取ったら、中をきれいに洗って水気を拭き取れば、いわしの下ごしらえは完了です。

煮汁を作る

いわしを下ごしらえしたら、煮汁を作りましょう。
水、酒、味噌、みりん、砂糖を合わせ、味噌が溶けるようによく混ぜ合わせて。

なお、大きないわしを骨までやわらかく煮るには、長時間の加圧が必要。圧力調理が長いと煮汁は煮詰まりやすいので、味はやや薄めにしておくと、しょっぱすぎない仕上がりになります。

電気圧力鍋に、いわし、しょうがの千切りを入れる

下ごしらえしたいわしは電気圧力鍋の釜に、なるべく平らになるように並べ入れ、

皮付きのまま千切りにした生姜を入れましょう(生姜は香り成分が皮の下に多くあるので、皮付きのまま使います)。

煮汁を入れて圧力調理・60分

具材を入れたら、作っておいた煮汁を加えて、

圧力調理・60分にセット。

さらに圧力調理・10分で骨までホロホロ

圧力ピンが下がって、ふたを開けると、いわしと味噌のいい香り~。

そして、ここからがポイントです。
電気圧力鍋のふたやおもり、蒸気の出る穴を掃除したら、さらに圧力調理・10分にセットしましょう。圧力調理は一度に済ませるよりも、二度に分けることで骨がよりやわらかくなりますよ。
そして圧力ピンが下がったら、いわしはすでに味しみしみ。さっそく器に移しましょう。

骨までやわらかないわしの味噌煮。
脂ののった大ぶりのいわしは香りがよくて、長い時間圧力調理しても、身はふわふわでやわらかです。

【レシピ】いわしの味噌煮

いわしの味噌煮は自分で作れば、好みの味付けにできてコスパも良好。
骨が太い大きないわしは圧力調理を一度で済ませるよりも、二度に分けて加圧すると骨がやわらかくなりやすいです。また、長時間圧力調理すると煮汁が煮詰まりやすいので、煮汁の味付けは薄めにしてあります。

■材料(4~6人分)
いわし(大)5~8尾
生姜 1片
★水 電気圧力鍋により異なる(下表を参照)
★酒 1/4カップ
★味噌 大さじ3
★みりん 大さじ2
★砂糖 大さじ1

水の量(パナソニック電気圧力鍋の場合)
NF-PC4001と1/2カップ
SR-MP300(旧製品)1カップ
電気圧力鍋の製品が違うと、煮汁の煮詰まり具合が異なります。味を調節したい場合は、調味料の量は変えずに水の量を調節してみてください。

■作り方(圧力調理・60分→圧力調理・10分)※パナソニック製の電気圧力鍋(NF-PC400・SR-MP300)を使用。


1. いわしはうろこを取り、頭を切り落とす。


2. いわしの内臓を菜箸で引き抜き、尾を切り落として半分に切る。


3. いわしは2で取り切れなかった内臓を取り除き、中を水でよく洗って水気を拭き取る。


4. ★の材料をよく混ぜ合わせて味噌を溶かす。


5. 電気圧力鍋に3のいわしを並べ入れ、皮付きのまま千切りにした生姜と4を入れる。


6. 圧力調理・60分にセットする。


7. 圧力ピンが下がったら、ふたやおもり、蒸気の出る穴を掃除して、圧力調理・10分にセットする。


8. 圧力ピンが下がったら器に移す。


※パナソニック製の電気圧力鍋の圧力は70kPa(1.7気圧)で一般的な強さですが、圧力が異なる製品や他製品をお使いの場合は、加圧時間の調整が必要かもしれません。

このレシピは、パナソニック電気圧力鍋の新製品(NF-PC400)と旧製品(SR-MP300)どちらでもおいしく作れます。

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冷凍保存すると便利

食べ切れなかったいわしの味噌煮は冷凍保存がおすすめです。
いわしの味噌煮は煮汁を切って、冷凍保存袋に重ならないように並べた状態で冷凍庫に入れると、

切り身同士がくっつかずに冷凍できますよ。

冷凍保存したいわしの味噌煮は、アレンジがお手軽!
春キャベツなどの野菜と炒めてもおいしいですし、

ごはんの上にのせて、お茶漬けにしても、風味がよくてなかなかの味。
また、オープンサンドなどでサンドイッチの具にしてもおいしいです。(タルタルソースと合わせたら、とってもおいしかったです!)

なお、いわしの味噌煮を電子レンジでを解凍するときは、温めすぎると身が「ボン!」と弾けるので、最初は短めの加熱時間で様子を見て、温めが不十分だった場合は、さらに加熱時間を追加するといいですよ。

参考書

いわしの下ごしらえは、こちらの本を参考にしました。
圧力鍋の基本がわかりやすく書いてあり、電気圧力鍋ユーザーにとっても、すごく参考になる本です。


【電気圧力鍋でヘルシーごはん】
このブログでは、ふだん使いで、なるべく手間のかからない電気圧力鍋レシピを研究中。おいしくできた料理をコツコツ公開しています。加圧時間や食材の組み合わせなど、電気圧力鍋を使うときのちょっとしたヒントにして頂けましたら幸いです。

電気圧力鍋料理の写真