電気圧力鍋で厚揚げを煮ても大丈夫?加圧時間を変えて検証しました

厚揚げを煮た写真

電気圧力鍋で厚揚げを圧力調理すると、味しみしみになる?硬くなる?私はときどき硬いなあと感じることがあってモヤモヤしていました。そんな厚揚げ問題に決着をつけるべく、厚揚げを5分/3分/1分の3パターンの加圧時間で煮て、検証してみました。

厚揚げを3パターンの時間で圧力調理

試した加圧時間は5分、3分、1分。
1枚の厚揚げを12個に切って、4個ずつ圧力調理しました。

電気圧力鍋の釜に、切った厚揚げを4個入れたら、

だし汁、醤油、みりん、砂糖を混ぜ合わせた煮汁をかぶるぐらいの量で加え、それぞれの加圧時間に設定して圧力調理してみました。

【加圧時間 5分】の場合

できたては、まあまあやわらか&味しみ
5分間の圧力調理が終わり、圧力ピンが下がってふたを開けると、蒸気がむわわ~。レンズがくもりましたが見えるでしょうか。

形はやや縮んでいるような気がしたけれど、味見をすると、まあまあやわらかく、おいしいと言えるレベルの食感。味もしみていました。

【加圧時間 3分】の場合

できたては、やわらか&味しみ
加圧時間3分のできたては、やわらかな食感で、じゅわっと味しみ。おいしいです。

【加圧時間 1分】の場合

できたては、とってもやわらか!味はNG
加圧時間1分では、形は縮んだ様子もなく、できたてを味見すると、とってもやわらか。なめらかな感じのやわらかさです。
でもでも、味がしみていません。加圧1分では加熱が足りない、といった感じ。

冷めると、やわらかさに差が出ました

加圧時間5分/3分/1分の厚揚げはいずれも、できあがった直後は、おいしいと言えるレベルのやわらかさ。でも、常温に置いていたら違いが出ました。
冷めた厚揚げを、加圧時間5分/3分/1分の順に、1列にしてお皿に並べてみると、

見た目はほとんど違いがないけど、お箸で触ってみると硬さに違いがありました。
冷めると、いずれの厚揚げも硬くなったのですが、加圧時間5分の厚揚げはお箸が入っていかず、ぎゅっと詰まって硬い感じ。
3分と1分は、まあまあ硬いなという印象でした。

では、厚揚げを温め直してみたらどう?
ということで、ラップをかけてレンジで加熱してみると、5分の厚揚げは、やっぱり硬いな…という印象。
3分はほどよくやわらか。1分はできたてのときのなめらかなやわらかさに戻りました。

【結果】厚揚げに適した加圧時間がある

以上から、わかったことは――
・厚揚げは加圧時間が長いほど、冷めると硬くなりやすく、温め直してもやわらかさが戻りにくい。
・厚揚げは加圧時間が短すぎると、やわらかいけど味がしみない。
・厚揚げには、やわらかさを保ちながら味しみしみに仕上がる、ちょうどいい加圧時間がある。


それぞれの厚揚げを、できたてと温め直しで食べ比べてみて、いちばんおいしいと感じたのは加圧時間3分の厚揚げでした。ほどよくやわらかで、じゅわっと味しみ。
もう一度、加圧3分で作ってみても◎でした。

この検証では、パナソニック製の電気圧力鍋(SR-MP300)を使用しました。パナソニック製をお使いの場合は、厚揚げの煮物は圧力調理・3分にセットすると、いい塩梅に仕上がると思います。

※パナソニック製の電気圧力鍋の圧力は70kPa(1.7気圧)で一般的な強さですが、圧力が異なる製品や他製品をお使いの場合は、加圧時間の調整が必要かもしれません。


こちらのページ【食材別 加圧時間早見表】では、食材別の加圧時間を一覧表にしてまとめています。パナソニック電気圧力鍋(圧力の強さ:70kPa(1.7気圧))を使用した場合になりますが、ぜひ参考にしていただけましたら幸いです。

【電気圧力鍋でヘルシーごはん】
このブログでは、パナソニック電気圧力鍋を使ったレシピを研究・公開しています。加圧時間早見表も随時更新中。ぜひぜひのぞいてみてください

電気圧力鍋料理の写真

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