圧力鍋でじゃがいもを煮たら、煮溶けてしまった…そんな経験はありませんか?
結論から言うと、圧力調理でも、じゃがいもはちゃんと形を残して仕上げられます。
実は、品種の選び方や加圧時間を工夫するだけで、煮崩れを防ぐことができるんです。
この記事では、一般的な家庭用の電気圧力鍋で、煮崩れしにくいじゃがいもの品種や加圧時間の目安を詳しくご紹介します。
圧力調理でほくほくのまま形を残して仕上げる方法を知れば、じゃがいも料理の幅も広がりますね。
🕒 読む目安
・約3分:結論がつかめるところまで(加圧時間の目安まで)
・約7分:理由・品種別の違いまで理解
記事の途中に、加圧時間の目安とレシピを掲載しています。
先に結論を知りたい方は以下のリンクからどうぞ👇
👉 大きさに合った加圧時間の目安(失敗しにくくするために)
👉 電気圧力鍋で作れる「じゃがいもレシピ」
※この記事は、わが家で使用している一般的な電気圧力鍋を使った調理メモです。内容は筆者個人の使用体験に基づくもので、特定の製品やメーカーを評価・推奨するものではありません。
じゃがいもが溶ける理由
圧力鍋は、普通の鍋よりも高温(約110〜120℃)で、「短時間で一気に火を通す」のが得意な分、じゃがいもに火が入りすぎてしまうことがあります。
さらに、加圧が終了した後も、圧力ピンが下がるまでは鍋が密閉されたまま余熱が続きます。
そのような状態でじゃがいもを煮ると、煮崩れを通り越して、煮汁に溶け込むような仕上がりになることがあります。

ただ、じゃがいもはどんなときも必ず煮溶けてしまうわけではありません。
ポイントをおさえれば、形を残して仕上げることができますよ。
煮崩れを防ぐ2つのポイント
じゃがいもの煮崩れ具合は、じゃがいもの品種と加圧時間によって大きく変わります。
この2つを意識すると、仕上がりはかなり安定します。
❶じゃがいもの品種の選びかた
まずは、じゃがいもの品種から見ていきましょう。
品種別の仕上がりの目安は、次のようになります。
| 溶ける | 一部が煮崩れる | 煮崩れない | |
| 北あかり | 〇(煮物NG) | ||
| 男爵 | 〇(やわらかな仕上がり) | ||
| メークイン | 〇(男爵より煮崩れにくい) | ||
| きたかむい | 〇 | ||
| ゆめいころ | 〇 | ||
| 北海こがね | 〇(固めに仕上がる) | ||
| マチルダ | 〇(固めに仕上がる) |
圧力調理で煮物にする場合、「きたかむい」「北海こがね」「マチルダ」や最近スーパーで見かけることが多くなった「ゆめいころ」などの煮崩れない品種を使ってもOKですが、手に入りやすい「男爵」や「メークイン」もおすすめ。
適度な煮崩れ感でやわらかくなる分、煮汁の味がよくしみ込みます。
なお、同じ品種でも、季節やものによって煮崩れやすさ・煮崩れにくさは若干変わります。新じゃがに近い味や食感のものは、比較的煮崩れやすい傾向があります。
❷大きさに合った加圧時間の目安
じゃがいもの品種を選んでも、切り方や大きさが加圧時間と合っていないと、煮崩れが起こりやすくなります。そのため、品種選びの次は、加圧時間も調整しましょう。
じゃがいもの大きさに合った加圧時間の目安は、次のようになります。
| じゃがいもの大きさ | 加圧時間 |
| 一口大/一口大よりやや大きめ(カット) | 1分 |
| 一口大の2倍(カット) | 1~2分 |
| 丸ごと皮付き・小サイズ (1個60~80g前後: 大さじ15ccに入るサイズ) | 3分 |
| 丸ごと皮付き・中サイズ (1個110g前後) | 5~8分 |
| 丸ごと皮付き・大サイズ (1個150g前後) | 8~10分 |
上の表の「一口大」「一口大より大きめ」「一口大の2倍」のサイズ感は、下の写真を参考にしてください。(れんげは大きさの比較のために置いています。)

- 一口大で煮る場合は、品種によって切り方を少し変えると、煮崩れしにくくなります。
・煮崩れない品種(きたかむい、北海こがね等):一口大でOK
・やや煮崩れる品種(男爵、メークイン):一口大よりやや大きめを意識する - 丸ごと皮付きでゆでる場合は、品種にかかわらず割れてしまうものが出る場合があります。
- ポタージュやマッシュなど、加熱後に潰す場合は、一口大よりも小さくカットし、加圧時間は1分を目安にすると良いでしょう。
- 迷ったら『男爵 or メークイン+やや大きめに切る+加圧は短め』を意識することから始めましょう。
加圧後に煮込むときのコツ
ポトフやおでんなど圧力調理後に煮込みモードを使うレシピの場合は、加熱時間が長くなるので、大きめ(一口大の2倍程度)に切ると良いです。
大きめに切れば、一部が煮崩れる品種(男爵やメークイン)でも大抵大丈夫です。
また、圧力調理後にじゃがいもが煮崩れかけている場合は、じゃがいもだけ先に取り出しておくと安心。
特に、煮込みモードの火力が強い電気圧力鍋は、先に取り出すのがおすすめです。
写真で見る品種別の仕上がり
じゃがいもの品種別の仕上がり感は、実際に写真で見比べてみてください。
- 男爵(一口大よりやや大きめ・加圧1分)
煮崩れ具合は、ものにより多少、幅があります。上の写真のように煮崩れが少ないとき、下の写真のように煮崩れ感が強くなることもあります。


- メークイン(一口大よりやや大きめ・加圧1分)
男爵よりは形が残りやすく、一部が煮崩れるものもあります。


- きたかむい(一口大よりやや大きめ・加圧1分)
ほぼ煮崩れなく、形がしっかり残る仕上がりです。

- ゆめいころ(一口大よりやや大きめ・加圧1分)
ほぼ煮崩れなく、形がしっかり残る仕上がりです。

- 北海こがね(一口大の2倍・加圧2分+煮込み5分)
煮崩れず、形がしっかり残り、食感は固めの仕上がりです。


圧力調理で作れる「じゃがいもレシピ」
上でご紹介した「品種・大きさ・加圧時間」をもとに、圧力調理で煮崩れしにくく作れるレシピを選びました。
気になるものがあれば、次の一品にぜひどうぞ◎
あったか◎具沢山レシピ
👉【キャベツとウインナーのポトフ】電気圧力鍋に入れるだけ!具沢山の煮込みレシピ

ほっこり&ほくほく◎定番煮物
👉【じゃがいものそぼろ煮】圧力調理で簡単|ほくほく定番和風おかず

あと一品に役立つ副菜
👉【じゃがいもと油揚げの煮物】電気圧力鍋で加圧1分!簡単&味しみ抜群な作り方


