白花豆が煮崩れたときの救済方法をご紹介。電気圧力鍋でホクホクに煮られる白花豆は、ものによっては、圧力調理で煮ると盛大に煮崩れてしまう場合があります。そんなときは潰してペーストにすれば、ポタージュスープやこしあんに、おいしくアレンジ可能です!
このレシピは、ハンドブレンダーでおいしく作れます。
豆は電気圧力鍋で煮崩れやすい
電気圧力鍋で豆を煮るとき、煮崩れは避けては通れない問題です。
豆は弱火で煮ると煮崩れがおさえられる反面、電気圧力鍋は鍋の内部に圧力をかけ、高温で加熱することで料理を時短します。だから、電気圧力鍋で豆を煮ると、かんたんにやわらかくできる分、煮崩れは起こりやすくなってしまうのです…。
煮崩れを「失敗にしない」アレンジ
そんなこんなで白花豆も、電気圧力鍋で煮ると、ふにゃふにゃに煮崩れてしまう場合があります。

そんなときは、ハンドブレンダーでペーストにすると、ポタージュスープやこしあんにアレンジできて、最後までおいしく食べ切れますよ。
白花豆ペーストの作り方
白花豆ペーストは、ハンドブレンダーでとってもかんたんに作れます。
豆をざるに上げる
まず、煮崩れた白花豆はざるに上げ、豆とゆで汁に分けましょう。

念のため、ゆで汁は取っておくと、後で加えて、ペーストの硬さを調整できます。(ゆで汁のえぐみが気になる場合は、ゆで汁の代わりに水を使っても大丈夫。)
豆をハンドブレンダーでかくはんする
ゆで汁を切った白花豆は、ハンドブレンダーのチョッパーボウルに入れて、

なめらかになるまで、複数回に分けて、かくはんします。

高速でかくはんすると、きめ細かくなるので、ポタージュスープにアレンジしやすいです。

ふにゃふにゃに煮崩れた豆は、ハンドブレンダーにかけると、ほどよいやわらかさになるけれど、万が一、ペーストが硬い場合は、取っておいたゆで汁(または水)を加えて、のばして。

容器に入れて冷蔵庫で保存しましょう。

ちなみに豆のペーストは、あらかじめ調味料を加えて味をととのえる方法もありますが、味付けをしない方がアレンジはしやすいです。
白花豆ペーストのアレンジ
白花豆ペーストは、味や香りにクセがほとんどないので、調味料を使い過ぎないシンプルなアレンジがぴったり。いくつか試してみた結果、ポタージュスープとこしあんがよかったです。
ポタージュスープ
白花豆のポタージュスープは、とってもかんたん。普通の鍋に、白花豆ペーストと水、牛乳を入れて弱火にかけて。かき混ぜながらペーストを溶かしたら、塩少々で味付け。

別鍋でゆでたマカロニを加えましょう。マカロニのつるんとした食感は、クリーミーなスープと相性抜群。

あれば、クミンや乾燥パセリをふって香りを少し付けると、味が引き締まる感じで、よりおいしいです。

こしあん
また、白花豆ペーストは、お好み量の砂糖を混ぜ込むと、お手軽なこしあんに変身。甘さ控えめにしたいときなど、砂糖の量が自由に調節できるのもいいですね。

ペーストを使ったこしあんは「なんちゃって」だけど、ふわふわ食感。まるで和のクリームのよう!トーストしたパンに付けると、とってもおいしいです。

以上、白花豆ペーストについてご紹介しましたが、大きくて食べ応えのある白花豆は、煮崩れなければ、潰さずに味わうのがおすすめ。下記のリンクで、電気圧力鍋を使った甘煮やマリネの作り方をご紹介していますので、もしよろしければご覧ください~。
【白花豆の甘煮】電気圧力鍋でホクホク!甘い箸休め。作り置きも便利

【白花豆のマリネ】電気圧力鍋でかんたん作り置き。ゆでて漬けるだけ

【おまけ】ハンドブレンダーとは?
ハンドブレンダーは、片手で使えるスティック状のミキサーのこと。スイッチひとつで、手早く食材を刻んだり、つぶしたり、混ぜたりすることができます。
電気圧力鍋で煮崩れた豆やいもは、ハンドブレンダーでペーストにすれば、なめらかなポタージュスープもお手軽。ハンドブレンダーは安価なもので構わないので、1つ持っておくと便利です。
この記事では、パナソニック製のハンドブレンダーを使用しています。(パナソニック製はスティック状のブレンダーだけのタイプもありますが、ブレンダーのみだと、できることが限られるため、チョッパーボウル付属のタイプがおすすめです。)
備忘録
白花豆ペーストで試したアレンジはこちら。この中でおいしかったものを記事内でご紹介しています。
・ポタージュスープ
・こしあん
・ポテサラ風
・クリームリゾット
【電気圧力鍋でヘルシーごはん】
このブログでは、パナソニック電気圧力鍋を使ったレシピを研究・公開しています。加圧時間早見表も随時更新中。ぜひぜひのぞいてみてください!