【黒豆の甘煮】電気圧力鍋で失敗なく煮るコツ|簡単レシピ&初心者OK

黒豆(電気圧力鍋使用)

電気圧力鍋で簡単に作れる「黒豆の甘煮」レシピをご紹介します。戻し方や煮方のコツをおさえれば、初めてでも見た目も味も大満足の仕上がりに。くぎや鉄玉を使わずに黒々ツヤツヤ、しわなく煮る方法や保存のコツも解説。おせちはもちろん、日常の副菜にもぴったりの一品です。

このレシピは、パナソニック電気圧力鍋(NF-PC400・SR-MP300)でおいしく作れます。

電気圧力鍋で黒豆をしわなく煮るコツ

黒豆は皮にしわが寄りやすい豆。だけど、戻し方と煮方を工夫すれば、電気圧力鍋でも、ふっくら美しく仕上がります。まずは、しわが寄りにくくなるコツをおさえておきましょう!

熱い煮汁で戻す

乾燥黒豆の戻し方は、水に浸ける/熱湯に浸ける/熱い煮汁に浸ける/など、諸説あって迷いますよね。どの方法でも、電気圧力鍋を使えば、やわらかく煮られますが、黒豆は水に浸けるより、熱い煮汁で戻した方が、しわが寄りにくく見た目がふっくらして、きれいに仕上がります。

煮汁の量を多めにする

もうひとつのポイントは、電気圧力鍋に入れる煮汁の量です。電気圧力鍋で煮た後のできあがりの時点で、黒豆の一部が煮汁から飛び出していると、そこだけしわが寄ります。黒豆全体が煮汁に浸かった状態で仕上がるように、電気圧力鍋に入れる煮汁は、ひたひたより多くするのがおすすめです。

レシピの詳しい手順とポイント

ここからは写真付きで詳しく解説していきます。

番号付きのシンプルなレシピは記事後半にあります。
解説は飛ばしてレシピだけ見たい方は

黒豆を熱い煮汁に浸す(一晩)

それでは、詳しい作り方です。
まずは、乾燥豆の量をはかりましょう。200mLの計量カップではかると、約1/2カップが4人で無理なく食べ切れるぐらいの量。重さにすると約80gです。

200mLカップに半量入った乾燥黒豆。煮汁で戻す前の下準備

黒豆は軽く水洗いをしたら、煮汁を作りましょう。
熱湯を沸かして、砂糖と少量の醤油を溶かします。

熱湯に砂糖と醤油少々を入れ、スプーンでかき混ぜて煮汁を作っている様子

煮汁が熱いうちに黒豆を入れて、一晩浸します。

熱い煮汁に乾燥黒豆を浸し始めたところ。湯気が立つ、戻し工程の初期段階

黒豆が大きくふくらんで、しわがなくなったら、吸水が終わった合図です。

一晩浸けて吸水が完了した黒豆。赤紫色の煮汁の中で豆がふくらんだ様子

普通の鍋でアクを除く

黒豆は電気圧力鍋に入れる前に、アクを除いておくのがおすすめ。
煮汁ごと普通の鍋に入れて、中火にかけて。沸騰したら、やや弱火に。白い泡状のアクが出てくるので、すくって取り除きます。

鍋で黒豆を煮立て、表面に浮いた白いアクをお玉ですくっているところ

電気圧力鍋で煮る(加圧10分/15分)

アクを除いたら、黒豆を煮汁ごと電気圧力鍋に入れましょう。

電気圧力鍋の内釜に黒豆と煮汁を入れたところ。加圧前の状態

そして、圧力調理・10分、または圧力調理・15分にセット。(NF-PC400は加圧性能が高いため10分、SR-MP300は15分が目安です。)

煮汁に浸けておく(半日)

圧力ピンが下がったら、ふたを開けて。黒豆はふっくらツヤツヤに仕上がっていると思います!

圧力調理後の黒豆。薄赤紫色に煮えた豆が黒い煮汁に浸った状態

くぎや鉄玉を使っていないと、できたては色も味も薄いですが、心配しなくて大丈夫。

お玉ですくい上げた黒豆。煮たて直後で色が薄く、ふっくらとした仕上がり

煮汁ごと容器に移して半日ほど置くと、黒豆に色と味がしみ込み、より黒く甘く仕上がります。なお、保存の際も、黒豆がなるべく煮汁から飛び出さないようにすると、しわが寄りにくくなりますよ。

ガラス容器に煮汁ごと移した黒豆。冷ますと色がなじむ保存工程

電気圧力鍋で煮た黒豆は、ふっくらツヤツヤ、しっとりやわらか。

器に盛り付けた黒豆の甘煮。ふっくらとしてツヤのある仕上がり

自分で煮ると驚くほどおいしいので、食べ過ぎ注意です…!

【レシピまとめ】黒豆

最後にレシピをまとめておきますね。
煮汁の適量は電気圧力鍋の釜底の広さで変わるため、分量は2パターン記載しています。
とっても簡単なので、ぜひ一度お試しください~。

■材料(4人分)
黒豆(乾燥豆)1/2カップ(約80g)
【煮汁】NF-PC400の場合
熱湯 3カップ
砂糖 100g
醤油 小さじ1/2
【煮汁】SR-MP300の場合
熱湯 2カップ
砂糖 70g
醤油 小さじ1/2


■作り方(圧力調理・10分または15分)※パナソニック製の電気圧力鍋(NF-PC400・SR-MP300)を使用。


1. 黒豆(乾燥豆)の量をはかり、軽く水洗いする。


2.【煮汁を作る】熱湯に砂糖と醤油を溶かす。


3.【黒豆を浸す】1の煮汁が熱いうちに黒豆を浸して、一晩置く。


4.【アクを除く】煮汁ごと普通の鍋に入れ、中火にかけて沸騰させる。


5. 白い泡状のアクが出てきたら、やや弱火にして、アクをすくって取り除く。


6.【圧力調理】電気圧力鍋に5の黒豆を煮汁ごと入れる


7. 圧力調理・10分または15分にセットする(NF-PC400は10分、SR-MP300は15分が目安)。


8. 圧力ピンが下がったら、黒豆を煮汁ごと容器に移す。


9. 半日ほど置いて、黒豆に煮汁の色と味をしみ込ませる。


*分量を変えて作る場合は、煮汁と豆を合わせた量が、釜の目盛「豆ここまで」等の記載を越えないようにします(吹きこぼれや故障の原因となるため)

※パナソニック製の電気圧力鍋の圧力は70kPa(1.7気圧)で一般的な強さですが、圧力が異なる製品や他製品をお使いの場合は、必要に応じて加圧時間を調整してください。

この記事で使用している電気圧力鍋(NF-PC400)はこちら↓

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

パナソニック NF-PC400-K 電気圧力鍋 ブラック NFPC400K
価格:20,363円(税込、送料別) (2025/10/21時点)


この記事で使用している電気圧力鍋(SR-MP300)はこちら↓


黒豆が余ったときの使い切りアイデア

黒豆の甘煮は、少しだけ残りがちですよね。
そんな黒豆を最後までおいしく食べ切るリメイク方法を下の記事にまとめています。冷凍保存のコツもご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください!

朝ごはん・おやつ・副菜に◎
👉【黒豆】甘煮のリメイク&冷凍保存術|余った黒豆をおいしく食べ切る!

黒豆の甘煮のリメイク例(黒豆ヨーグルト、黒豆ワッフル、黒豆入り卵焼き、黒豆の混ぜご飯)

合わせて読みたい◎関連レシピ

電気圧力鍋で簡単に作れる豆レシピを厳選しました。年末年始にもぴったりなレシピです。気になるものがあれば、ぜひチェックしてみてください!

黒豆よりお手軽!豆仕事の練習にも◎
👉【金時豆の甘煮】電気圧力鍋でふっくらやわらか!失敗しない下ごしらえ&加圧時間

電気圧力鍋で作った金時豆の甘煮。ふっくら照りのある仕上がり

おせち料理にもおすすめ◎
👉【ひたし豆】電気圧力鍋で簡単!青大豆ホクホクさっぱり箸休めのレシピ

器に盛った青大豆のひたし豆。淡い緑色でつややかな見た目

余った黒豆の使い切りレシピ
👉【黒豆ご飯】電気圧力鍋レシピ|NF-PC400・SR-MP300対応

茶碗に盛った黒豆ご飯。赤紫色のご飯にふっくらした黒豆が混ざった仕上がり

もっとレシピを探したい方へ
電気圧力鍋でヘルシーごはん
▶トップページはこちら

パナソニック電気圧力鍋(NF-PC400・SR-MP300)を使ったレシピや加圧時間早見表を公開中。季節のおすすめレシピも随時更新しています!

電気圧力鍋レシピ紹介用の料理例。圧力調理または無水調理した煮物や蒸し野菜など9種類(じゃがいも、さつまいも、サンマの生姜煮、イカ大根など)

キーワード:おせち、正月料理