電気圧力鍋で厚揚げを煮ると、やわらかく味がしみる?固くなってしまう?
そんな疑問を感じたことはありませんか?
そこで実際に、パナソニック電気圧力鍋(NF-PC400/SR-MP300)を使って検証してみました。
厚揚げを加圧5分/3分/1分の3パターンで調理し、食感や味のしみ方を比較しています。
記事後半では、加圧時間の目安やおすすめレシピも紹介。
結果だけ見たい方は、下のリンクからどうぞ👇
👉【検証結果まとめ】を読む
👉【厚揚げレシピ】を見る
厚揚げを3パターンの加圧時間で調理
検証には、パナソニックの電気圧力鍋(中圧タイプ/約70kPa=一般的な圧力)を使用。
厚揚げは中の気泡が少なく、ぎゅっと詰まった「煮てもおいしい」と記載のあるタイプを選びました。
厚揚げは1枚を12等分(一口大)に切り、4個ずつを加圧5分・3分・1分で圧力調理。

電気圧力鍋の釜に、切った厚揚げを4個入れたら、

だし汁、醤油、みりん、砂糖を合わせた煮汁を、厚揚げがかぶる程度に加えて、圧力調理しました。

【加圧時間 5分】の場合
できたては、ほぼやわらか&味しみ
加圧5分の厚揚げは、やや縮みが見られるものの、やわらかく、味もしっかりしみた仕上がり。

【加圧時間 3分】の場合
できたては、やわらか&味しみ
加圧3分の場合は、やわらかでじゅわっと味がしみた状態。食感と味しみのバランスが取れていました。

【加圧時間 1分】の場合
できたては、なめらか&味がしみていない
形は縮んだ様子もなく、なめらかな食感。ただし、味のしみ込みが浅く、全体的に薄味でした。

作り置きしてもおいしい加圧時間は?(加圧時間別の比較)
次に、冷めた後や作り置き、翌日に温め直す場合を想定して、加圧時間ごとの食感の変化を比較しました。
冷めたときの変化
冷めた厚揚げを、加圧時間5分/3分/1分の順に、1列にしてお皿に並べてみると、

見た目はほとんど違いがなかったのですが、お箸で触ってみると違いが歴然。
加圧時間が長いほど固くなりやすく、5分では箸が入りにくいほどの固さに。
3分・1分は中程度の固さでした。

加圧時間が長いと、水分が抜けすぎて冷めたときに中身が締まり、固くなりやすいようです。
温め直したときの変化
次に、ラップをかけてレンジで温め直すと、5分の厚揚げはやや固さが残り、3分はほどよくやわらか。1分はできたてに近いなめらかさに戻りました。

【検証結果まとめ】厚揚げに適した加圧時間は?
以上からわかったことは――
・最もおいしかったのは加圧3分。
・加圧が長いほど冷めると固くなりやすく、再加熱でもやわらかさが戻りにくい。
・加圧が短すぎると味のしみ込みが浅い。
・厚揚げには、やわらかさと味しみのバランスが取れる「ちょうどいい加圧時間」がある。
加圧3分の厚揚げは、ほどよい食感と味しみの両立が可能。ほどよくやわらかで、じゅわっと煮汁がしみ込みます。同条件で厚揚げの煮物を作っても、同じくおいしく仕上がりました。

※パナソニック製の電気圧力鍋の圧力は70kPa(1.7気圧)で一般的な強さですが、圧力が異なる製品や他製品をお使いの場合は、必要に応じて加圧時間を調整してください。
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