【蒸しなすのピリ辛麻婆あん】電気圧力鍋の無水調理で、なすとろける

蒸しなすのピリ辛麻婆あんの写真

電気圧力鍋の無水調理モードで、なすを蒸すと、とろけるようにやわらかで、とってもおいしく仕上がります。そんなとろけるなすをもっと楽しみたくて、電気圧力鍋の付属レシピの蒸しなすをアレンジ。豚ひき肉や調味料を加えて、ピリ辛のあんかけにしてみました。

豚ひき肉は、炒めてから無水調理

まずは、麻婆あんの具材になる豚ひき肉の下ごしらえ。
豚ひき肉は、フライパンでほぐしながら炒めたら、電気圧力鍋の釜に入れます。
生のままひき肉を圧力調理すると、肉同士がぎゅぎゅっとくっついて塊になってしまうのですが、パラパラに炒めてから入れると、加圧してもほぼ塊になることなく仕上がってくれておすすめですよ。

電気圧力鍋に炒めた豚ひき肉を入れたら、その上に、4等分に縦切りしたなすを並べます。なすは水にさらしてアクを抜き、水気を切ってから入れましょう。

鷹の爪は、分量を控えめに

次に、酒や生姜のすりおろし、鷹の爪などを混ぜ合わせた煮汁をまわしかけます。
なお、鷹の爪は、汁気の少ない無水調理だと辛味がたっぷり引き出されるので、ふだん使う分量よりも少なめにしておくのがおすすめです。1/3本でもピリリとした辛味がつきました。

材料をすべて入れたら、無水調理・2分にセット。
圧力ピンが下がってふたを開けると、なすやわらか~。とろけるような食感に仕上がっています。

無水調理が終わったら、なすだけをお皿に取り出して、電気圧力鍋に残った煮汁で、あんかけのたれを作っていきます。
なすはとろんとろんにやわらかいので、トングなどを使って身が崩れないように注意しながら取り出しましょう。

煮込みモードで、あんを作る

それでは、最後の仕上げに麻婆あんを作ります。
電気圧力鍋に残した豚ひき肉入りの煮汁に、水溶き片栗粉を加えたら、

煮込み・2分にセットして、加熱しながらシリコンスプーンなどでかき混ぜ、とろみをつけましょう。

とろみがついたら、麻婆あんのできあがり。
先にお皿に移していたなすの上に、とろんとかけて。蒸しなすのピリ辛麻婆あん、完成です!

無水調理で、とろけるようにやらかくなったなすと、辛味の利いた麻婆あん。
つるんとしたのどごしで、冷蔵庫でキンキンに冷やして食べてもおいしかったです。

【レシピ】蒸しなすのピリ辛麻婆あん

それでは最後にレシピを記しておきますね。
なすを無水調理するついでに、たれも一緒に作りましょう。
鷹の爪は無水調理で辛味がたっぷり引き出されるので、辛いものが食べたいときにもおすすめですよ。

■材料(2人分)
なす(中)2本
豚ひき肉 40g
★酒 大さじ3
★醤油 小さじ2
★みりん 小さじ1
★ごま油 小さじ1
★生姜(すりおろし)ひとかけ
★鷹の爪 1/3本(種を取って輪切り)
水溶き片栗粉(片栗粉 小さじ1、水 大さじ1)


■作り方(無水調理・2分→煮込み・2分)※パナソニック製の電気圧力鍋を使用。


1. なすはへたを切り落とし、縦に4等分に切って、水にさらす。


2. 豚ひき肉はフライパンで炒める。


3. 電気圧力鍋の釜に2を入れ、その上に、水気を切った1を並べる。


4. ★の材料を混ぜ合わせて、3にまわしかけ、無水調理・2分にセットする。


5. 圧力ピンが下がったら、なすだけをお皿に取り出す。


6. 電気圧力鍋に残った煮汁に水溶き片栗粉を加える。


7. 煮込み・2分にセットしてとろみをつける。


※パナソニック製の電気圧力鍋の圧力は70kPa(1.7気圧)で一般的な強さですが、圧力が異なる製品や他製品をお使いの場合は、加圧時間の調整が必要かもしれません。


【電気圧力鍋でヘルシーごはん】
このブログでは、ふだん使いで、なるべく手間のかからない電気圧力鍋レシピを研究中。おいしくできた料理をコツコツ公開しています。加圧時間や食材の組み合わせなど、電気圧力鍋を使うときのちょっとしたヒントにして頂けましたら幸いです。

電気圧力鍋料理の写真