さつまいもの煮崩れを防ぐ!電気圧力鍋でさつまいもを煮るときのコツ

さつまいもの写真

さつまいもを電気圧力鍋で煮ると、ほったらかしで調理できて助かるけれど、さつまいもが煮崩れることがあって悩ましいですよね。そこで、コツコツと研究しました。電気圧力鍋で、さつまいもの煮崩れを防ぐコツ。いくつか見つけたのでご紹介します~。

圧力調理で、さつまいもが煮崩れる?!

さつまいもは電気圧力鍋で蒸すと、しっとり、ねっとり、ホクホクで、とっても甘く、おいしくなります。
だけど、さつまいもを煮汁のなかに入れて圧力調理で煮る、となると、話はちょっと変わってきて。さつまいもが煮崩れることが多いんですよね。
というわけで、さつまいもの煮崩れを防ぐコツを研究してみました。

【ポイント1】さつまいもは皮をむかない

さつまいもを皮付きのまま煮ると、皮が中身を守ってくれます。特に、圧力調理の場合は、普通のお鍋で作るよりも高温になって煮崩れやすいから、「皮はむかずに」調理が基本。
皮の変色したところは、そこだけを軽く取り除く程度にとどめておきましょう。さつまいもの皮の近くには、栄養が豊富に含まれているそうなので、栄養をたっぷりとれると思えば、皮付きのまま調理するのも魅力的ですね。

【ポイント2】大き目に切る

皮付きのままのさつまいもは、大き目に切ることでも煮崩れを防げます。たとえば乱切りなら、一口大よりも大きいサイズがおすすめ。

輪切りなら、普通のお鍋で作るときよりも、しっかり厚めに切りましょう。
また、輪切りを半分に切って半月切りにすると、皮の付いていない断面から煮崩れるので、輪切りのまま加圧するのがおすすめです。

また、さつまいもを切った後は、面取りをすると煮崩れにくくなる場合もあります。

【ポイント3】加圧時間を短くする

さつまいもの煮崩れを防ぐには、加圧時間を短く設定することも欠かせません。
このブログでは、パナソニック製の電気圧力鍋を使っているのですが、さつまいもを大き目にカットしたときの加圧時間は1分で大丈夫です。


ちなみに、パナソニック製の電気圧力鍋の圧力は、70kPa(1.7気圧)。さまざまある電気圧力鍋のなかでも一般的な値ですが、メーカーによって圧力が異なる場合もあるので、その際は加圧時間の調整が必要です。
さつまいもにちょうどいい加圧時間を調べたいときは、まずは、加圧時間をいつもより、少し短く設定して圧力調理。その後、仕上がりを確認して、火の通りが悪ければ、さらに追加で圧力調理すると、ほどよい加圧時間が見つかると思います。一度試しておけば後々便利に使えるので、少し手間はかかりますが、ぜひ、トライしてみてください~。

【ポイント4】煮崩れにくい品種を使う

さつまいもの煮崩れを防ぐには、もうひとつ効果的な対策があります。それは、品種を選ぶこと。何度か試した感じだと、鳴門金時や紅はるかが煮崩れにくく、ホクホクしっとり。

下の写真は、鳴門金時を使った、さつまいもとレーズンの甘煮です。厚めの輪切りを圧力調理・1分で、煮崩れることなく仕上がりました。
また、鳴門金時は皮が薄いので、皮を残した煮物でも皮の食感が気にならず、とってもおいしくておすすめです。

さつまいもの煮物が電気圧力鍋で煮崩れなくできるようになったら、さつまいもに合わせる具材を変えて、煮汁の味を変えて。さつまいもが主役のほったらかし料理に、どんどんトライしていきましょう~。


【電気圧力鍋でヘルシーごはん】
このブログでは、ふだん使いで、なるべく手間のかからない電気圧力鍋レシピを研究中。おいしくできた料理をコツコツ公開しています。加圧時間や食材の組み合わせなど、電気圧力鍋を使うときのちょっとしたヒントにして頂けましたら幸いです。

電気圧力鍋料理の写真