【豚肉と大豆の甘辛煮】作り置きにも◎電気圧力鍋でかさ増し節約レシピ

豚肉と大豆の甘辛煮(電気圧力鍋使用)

電気圧力鍋で作る「豚肉と大豆の甘辛煮」のレシピです。甘辛い味付けがごはんによく合い、常備菜にもぴったり。大豆の水煮は市販品を使っても、乾燥大豆からゆでてもOK。大豆の下ゆでは電気圧力鍋を使えば簡単。豆の甘みとほくほく感が引き立ち、よりおいしく仕上がります。

このレシピは、パナソニック電気圧力鍋(NF-PC400・SR-MP300)でおいしく作れます。

レシピの詳しい手順とポイント

ここからは写真付きで詳しく解説していきます。

番号付きのシンプルなレシピは記事後半にあります。
解説は飛ばしてレシピだけ見たい方は

大豆の水煮を準備する

使う具材は、大豆の水煮、豚肉、玉ねぎです。
まずは大豆の準備から。大豆は電気圧力鍋でゆでるとおいしいので、余裕があれば、下ゆでから始めるのがおすすめです。

市販の水煮を使う場合は、この工程は省いてOK。次の手順に進んでください。

乾燥大豆を水で戻す(6~8時間)

まずは、乾燥大豆の量をはかります。乾燥大豆は75gで、だいたい4人分ぐらいの量。200mLの計量カップではかると、1/2カップぐらいです。
※乾燥大豆75gは、ゆでると約175g前後になります。

乾燥大豆を計量カップで計っているところ。電気圧力鍋で下ゆで用に準備している

乾燥大豆はやさしく水洗いしたら、豆の4倍くらいの量の水に浸します。浸す時間は季節によって変わるけれど、目安は6~8時間。(夜浸せば翌日の朝に、朝浸せば、その日の午後には調理できるイメージです。)

乾燥大豆を水に浸して戻している様子。豆がふくらんでいく途中

豆がふくらんで表面の凸凹やしわがほぼなくなれば、吸水が終わった合図です。

吸水を終えてふっくらと膨らんだ大豆。表面のしわや凹凸がなくなり、下ゆでの準備が整った状態

電気圧力鍋で大豆をゆでる(加圧3分)

水で戻した大豆は、電気圧力鍋でゆでましょう。
大豆を浸し水ごと電気圧力鍋に入れて、

水で戻した大豆と戻し汁を電気圧力鍋に入れたところ(加圧調理前)

圧力調理・3分にセット。

圧力ピンが下がったら、電気圧力鍋のふたを開けて。

電気圧力鍋で加圧調理を終えた大豆。ふっくらとして水分を含み、下ゆでが完了した状態

大豆はざるに上げて、ゆで汁を切りましょう。

ゆで上がった大豆をざるにあげ、湯を切っているところ

豚肉と玉ねぎを切る

豚肉は薄切り肉でも、こま切れ肉でも、どちらでも大丈夫。食べやすいように一口大に切りましょう。

食べやすい大きさに切った豚肉。甘辛煮の下ごしらえ工程

玉ねぎはくし切りにします。玉ねぎは圧力調理で煮ると自然な甘みが付いて、調味料代わりにもなりますよ。

くし切りにした玉ねぎ。甘みを引き出すための下ごしらえ

豚肉を炒める/湯通しする

豚肉は電気圧力鍋で調理する前に、軽く炒めるか、湯通ししてほぐしておくと、塊になりにくく割ときれいに仕上がります。

炒める場合は、フライパンに油を熱したら、豚肉をほぐしながら炒めて、表面が白っぽくなったら火を止めます。赤い部分がところどころ残っている程度で大丈夫です。

フライパンで豚肉を炒め、菜箸でほぐしている様子

脂を落としたい場合は、湯通しでもOK。豚肉を熱湯にさっと入れ、菜箸でほぐしたら、ざるに上げましょう。

炒めた場合はコクのある仕上がりに、湯通しした場合はすっきりとした味わいになります。仕上がりの好みに応じて選んでみてください。

電気圧力鍋で甘辛く煮る(加圧1分)

具材の準備ができたら、電気圧力鍋に入れていきます。
まずは、甘みを引き出したい玉ねぎを釜底に並べ入れます。

電気圧力鍋の内釜に玉ねぎを並べ入れたところ。圧力調理前の下準備

そして豚肉を入れたら、

電気圧力鍋の内釜に玉ねぎと炒めた豚肉を重ね入れた状態

大豆の水煮を入れましょう。

電気圧力鍋の内釜の豚肉の上から、大豆を加えた状態

煮汁は水、酒、醤油、砂糖、みりんを混ぜ合わせたもの。これを、玉ねぎが浸る程度に注ぎます。玉ねぎからも水分が出るので、煮汁は少なめでOKです。

水・酒・醤油・砂糖・みりんの煮汁を注いだ電気圧力鍋の内釜

ここまでできたら、圧力調理・1分にセット。

圧力ピンが下がったら、ふたを開けて、

圧力調理を終えてやわらかく煮えた豚肉と大豆。電気圧力鍋の内釜の中

ざっくりと全体をかき混ぜて、しばらく置いておくと、あら熱がとれる間に味がさらにしみ込みますよ。

圧力調理後の豚肉と大豆をスプーンでやさしく混ぜている様子

味がしみたら、器に移してできあがり!

器に盛り付けた豚肉と大豆の甘辛煮。甘辛味がしみ込んだ仕上がり

甘辛味がしみ込んだ、豚肉と大豆の甘辛煮。豚肉もやわらかで、大豆は肉のうまみがしみしみ。ちょっと濃いめの味付けで、白いごはんにもよく合います!

【レシピまとめ】豚肉と大豆の甘辛煮

最後にレシピをまとめておきますね。
乾燥大豆からゆでる場合は、調理前日に大豆の下ゆでを済ませても大丈夫。もちろん市販の水煮を使ってもOKなので、お好みの方法でお試しください~。

■材料(3~4人分)
豚肉(薄切り肉/こま切れ肉)200g
大豆の水煮 175g
玉ねぎ(中~大)1/2個
★水 1/4カップ
★酒 1/4カップ
★醤油 大さじ3
★砂糖 大さじ2
★みりん 大さじ2


■作り方(圧力調理・1分)※パナソニック製の電気圧力鍋(NF-PC400・SR-MP300)を使用。


1. 大豆の水煮を用意する。

■材料
乾燥大豆 75g(約1/2カップ)
水(浸し水)2カップ

*甘辛煮で使う全量(約175g)の大豆の水煮ができます。


■作り方(圧力調理・3分)


a. 乾燥大豆はやさしく水洗いし、水(浸し水)に6~8時間浸す。


b. 大豆を浸し水ごと電気圧力鍋に入れ、圧力調理・3分にセットする。
大豆と浸し水を合わせた量が、釜の目盛「豆ここまで」等の記載を越えないようにします(吹きこぼれや故障の原因となるため)。


c. 圧力ピンが下がったら、大豆をざるに上げて、ゆで汁を切る。



2. 豚肉は食べやすい大きさに切り、玉ねぎはくし切りにする。


3. フライパンに油(分量外)を熱し、豚肉をほぐしながら軽く炒める。(または、湯通しする。熱湯に豚肉をさっと入れてほぐし、ざるに上げる。)


4. 電気圧力鍋に玉ねぎ→豚肉→大豆の水煮の順に並べ入れる。


5. ★の材料を混ぜ合わせて、電気圧力鍋に加える。


6. 圧力調理・1分にセットする。


7. 圧力ピンが下がったら、全体をざっくりとかき混ぜ、しばらく置いて味をなじませる。


※パナソニック製の電気圧力鍋の圧力は70kPa(1.7気圧)で一般的な強さですが、圧力が異なる製品や他製品をお使いの場合は、必要に応じて加圧時間を調整してください。

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