【煮込みハンバーグ】電気圧力鍋の低温調理モードで作るとうまい!

煮込みハンバーグの写真

電気圧力鍋で煮込みハンバーグを圧力調理してみたら、ソースはおいしくできたのに、ハンバーグが何だか硬い…。ハンバーグが小さく縮んで、ぎゅぎゅっとした噛み応えになりました。そこで電気圧力鍋に付いていた低温調理モードを使って、煮込みハンバーグに再トライ!

煮込みハンバーグを圧力調理すると、硬くなります

休日に「電気圧力鍋で煮込みハンバーグを作ってみよう」と思い立ち、圧力調理で、でっかいハンバーグを煮込んでみました。ハンバーグをケーキのようにカットして家族でシェアするイメージで。
ハンバーグだねを一つにまとめたら、フライパンで両面に焼き色を付けてから電気圧力鍋の中へ。

ハンバーグの上にほぐしたきのこと調味料を加えて、圧力調理スタート!

調理中から、ソースのめちゃくちゃいい匂いが漂ってきました。圧力ピンが下がってふたを開けると、見た目もとってもいい感じ!

だけど、主役のハンバーグはぎゅぎゅぎゅっと縮んで、小さくなっていました。きのこに埋もれてハンバーグの姿がほぼ見えません。最初にイメージしていた、でっかいハンバーグと違う~。

食べてみると、ソースはうまみたっぷりでとってもおいしいのに、お肉は硬くて。食感が詰まったような、噛み応えのあるハンバーグでした。食べられないほどではないけど、何だか残念…。

ハンバーグが硬くなった理由

普段何気なく焼いていたハンバーグ。正しい焼き方を調べてみると、両面に焼き色を付けたら、あとは弱火でじっくり蒸し焼きにするとか、余熱で火を通すとか。
ハンバーグは火を通しすぎると硬くなるから、弱火や余熱で中までじっくりと火を通すのがコツみたい。なるほど。
圧力鍋は、鍋を密閉して圧力を上げることで鍋の中を高温にし、食材を加熱する仕組みです。圧力調理モードでは、高温でハンバーグに火が通り過ぎ、硬くなってしまったのかも。

低温調理モードで、煮込みハンバーグを作ってみました

そこで、電気圧力鍋の低温調理モードに注目。わが家で使っているパナソニック製の電気圧力鍋は、70℃と85℃の2つの低温調理モードが付いてます。

買った当初は「圧力鍋なのに、どうして低温調理の機能が付いてるの?」なんて不思議だったけれど、「圧力調理で硬くなったり、やわらかくなりすぎる食材は、低温調理モードを試してみるといいかも」と気が付きました。
そこで、低温調理モードを使って、煮込みハンバーグに再トライ。ハンバーグを低温で加熱すれば、やわらかく作れるかもしれないぞ~!

低温調理なら、赤身のお肉もしっとりやわらか!

圧力調理モードでは、でっかいハンバーグを作ったけれど、低温調理は中までちゃんと火が通るか心配。そこで、ハンバーグだねは4等分にして、1.5cmくらいの厚さで成形しました。
お肉は脂身の少ない赤身のお肉を使いました。
ハンバーグだねはフライパンで両面に焼き色を付けてから、電気圧力鍋の中へ。

きのこと調味料を加えたら、低温85℃のモードで20分加熱。(温度と加熱時間は、パナソニック製の旧製品SR-MP300の付属レシピ「蒸し鶏」を参考にしました。)

できあがりはこんな感じ。ハンバーグは中心がぽっこりふくらんでいました。真ん中をつまようじで刺すと、肉汁がじゅわ~っとあふれ出てきて、成功の予感。

加熱すると硬くなりがちな赤身のお肉を使っても、食感しっとり、なめらか!

圧力調理したときよりも、ずっとやわらかくて、家族が「お店のハンバーグみたい」と喜んでくれました。

ソースは赤ワインを使いました。主役のハンバーグがジューシーだから、ワインを使わないソースでも、充分おいしくなると思います。

【レシピ】煮込みハンバーグ

■材料(2人分)
【ハンバーグだね】
豚ひき肉 200g
玉ねぎ 1/2個
塩 小さじ1/4
パン粉 大さじ2
牛乳 大さじ1
【ソース】
しめじ 1袋
★水 3/4カップ
★赤ワイン(煮切り)1/4カップ
★ケチャップ 大さじ2
★みりん 大さじ1
★砂糖 小さじ1
★醤油 小さじ1
★顆粒コンソメ 小さじ1
水溶き片栗粉(片栗粉 小さじ1、水 大さじ1)


■作り方(低温調理85℃・20分)※パナソニック製の電気圧力鍋を使用。


1. 玉ねぎはみじん切りにし、電子レンジで加熱する(500w・2分)。


2. 豚ひき肉に1と塩、牛乳に浸したパン粉を加えてよくこねる。


3. 2を4等分にして、厚さ1.5センチに成型する。


4. フライパンで3の両面を強火で焼き、焼き色を付ける。


5. 電気圧力鍋に4を重ならないように並べ入れ、ほぐしたしめじを入れる。


6. 電気圧力鍋に★の材料を混ぜ合わせて加える。


7. 低温調理85℃・20分にセットする


8. 低温調理が終わったらハンバーグだけ取り出す。


9. 電気圧力鍋に残った煮汁に水溶き片栗粉を加える。


10. 煮込み・4分にセットして、とろみがつくまでかき混ぜる。



こちらが、絶品ハンバーグを作ってくれた低温調理モード付きのパナソニック製の電気圧力鍋。


煮込みハンバーグを試したおかげで、「いらない」と思っていた低温調理の機能が、とっても便利な機能だと気が付きました(汗)。低温調理モード、使ってみてよかった~。次はどんな料理を低温調理してみようかなあ?

【電気圧力鍋でヘルシーごはん】
このブログでは、ふだん使いで、なるべく手間のかからない電気圧力鍋レシピを研究中。おいしくできた料理をコツコツ公開しています。加圧時間や食材の組み合わせなど、電気圧力鍋を使うときのちょっとしたヒントにして頂けましたら幸いです。

電気圧力鍋料理の写真