電気圧力鍋で煮込みハンバーグを作ったら、ソースはおいしいのにお肉が硬くなってしまった…。
「時短でふっくら作れると思ったのに」と感じたことがある方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、電気圧力鍋の低温調理モードを使えば、やわらかく仕上げることが可能です。
ただし、中心温度の管理が必要で、やや調理のハードルは高めになります。
※この記事は、パナソニック電気圧力鍋(SR-MP300)を使用しています。
圧力調理モードでは硬くなる?
電気圧力鍋の圧力調理は「高温・短時間」で火を通すのが得意。
でも、ハンバーグのようなひき肉料理では、たんぱく質が急に固まって肉汁が逃げやすいという弱点があります。
実際に作ってみると、形はきれいでも食感が詰まって硬めの仕上がりに。
大きめに成形した場合は特に縮みやすく、ふっくら感が出にくい印象でした。
検証の手順と結果
【ステップ1】
ハンバーグだねを一つにまとめ、両面をフライパンで焼いてから電気圧力鍋へ。

【ステップ2】
ほぐしたきのこと調味料を加え、圧力調理スタート。

【ステップ3】
圧力ピンが下がってふたを開けると、ハンバーグは小さく縮んでいました。

【ステップ4】
ソースは、うまみたっぷりでおいしいのに、お肉は硬く、噛み応えのある仕上がりでした。

低温調理モードではしっとり。ただし注意点も
次に試したのが「低温調理モード(85℃・20分)」。
結果は驚くほどしっとり。赤身ひき肉でもやわらかく、なめらかな口当たりになりました。

検証の手順と結果
【ステップ1】
ハンバーグだねは脂身の少ない赤身肉を使用し、4等分にして厚さ約1.5cmで成形。
両面に焼き色を付けてから電気圧力鍋へ。

【ステップ2】
きのこと調味料を加え、「低温調理85℃・20分」で加熱。(温度と加熱時間は、パナソニック製の旧製品SR-MP300の付属レシピ「蒸し鶏」を参考にしました。)

【ステップ3】
調理後、中心がふっくらとふくらみ、つまようじを刺すと肉汁がじゅわっと出てきました。

【ステップ4】
しっとりやわらかく、ジューシーな仕上がりに!

圧力調理したときよりも、ずっとやわらか。硬くなりがちな赤身肉でも、なめらかな食感になりました。

中心温度のチェックが必須!
とはいえ、気をつけたいのが中心温度。
ハンバーグはひき肉を使うため、生焼けだと食中毒のリスクがあります。
見た目では火の通りがわかりづらく、温度計で中心温度を確認する必要があります。
つまり、低温調理は「やわらかく仕上がる一方で、火加減の管理が難しい」繊細な方法です。特に、ハンバーグはひき肉料理のため、食中毒予防のための温度管理が大切です。
圧力鍋でハンバーグは“不得意ジャンル”
電気圧力鍋は「圧力調理では硬くなる」「低温調理は温度管理が難しい」という理由から、ハンバーグには、やや不向き。ハンバーグはフライパンやオーブンを使う方が、ふっくら仕上げやすくおすすめです。
電気圧力鍋でおすすめ◎肉料理レシピ
ハンバーグが少し苦手な電気圧力鍋ですが、他の肉料理では本領発揮!
特に塊肉や鶏むね肉など、時間がかかる料理こそ、電気圧力鍋の得意分野です。
塊肉のうまみを味わう
👉【焼き豚】豚肩ロースを電気圧力鍋で!塊肉やわらかレシピ|ご馳走おかず

お肉も副菜も一気に完成!
👉【塩豚と蒸し野菜】電気圧力鍋のご馳走レシピ|塊肉と根菜を同時調理

ご飯が進む主役おかず
👉【鶏むね肉の醤油漬け】電気圧力鍋×時短レシピ!やわらかで家族大絶賛

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電気圧力鍋でヘルシーごはん
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キーワード:豚ひき肉、豚肉、ひき肉、挽肉、玉ねぎ、たまねぎ、玉ネギ、玉葱

 
  
  
  
  
 
               
               
               
               
               
               
              