乾燥豆から作る「チリコンカン」は、電気圧力鍋を使えば、ほったらかしで簡単。豆をゆでるときも、豚ひき肉や野菜、トマト缶と一緒に煮込むときも、火加減はおまかせ。豆の風味がしっかり感じられる、栄養たっぷりの一品に仕上がります。豆料理が好きな方にぴったりのレシピです。
このレシピは、パナソニック電気圧力鍋(NF-PC400・SR-MP300)でおいしく作れます。
おおまかな手順
乾燥豆からゆでる場合は、電気圧力鍋の使用は2ステップです。
【ステップ1】豆の水煮を作る
・6~8時間吸水させた豆を電気圧力鍋で加圧調理します。
【ステップ2】チリコンカンを作る
・豆の水煮、野菜、ひき肉を電気圧力鍋で加圧&煮込み調理します。
レシピの詳しい手順とポイント
ここからは写真付きで詳しく解説していきます。
番号付きのシンプルなレシピは記事後半にあります。
解説は飛ばしてレシピだけ見たい方は
【ステップ1】豆の水煮を作る
まずは1ステップ目。乾燥豆をゆでましょう。
使用する豆は、レッドキドニーや大豆が煮崩れにくくておすすめ。
乾燥豆は、200mLの計量カップで約1/2カップの量をゆでると、4~5人分のチリコンカンにちょうどいい感じです。

乾燥豆を水に浸ける(6~8時間)
レッドキドニーや大豆の乾燥豆は、軽く水洗いしたあと、豆の4倍量の水に6~8時間ほど浸します。季節によって吸水時間は前後しますが、例えば夜に浸せば翌朝、朝に浸せば夕方にはゆでられるタイミングです。

乾燥豆は、水に浸すと皮にしわが寄ってきます。皮のしわがなくなって、ふっくらしたら吸水完了の合図です。
電気圧力鍋でゆでる(加圧3分)
吸水が終わった豆は、浸し水ごと電気圧力鍋に入れましょう。(このとき、豆と水を合わせた量が釜の「豆類MAX」の目盛を超えないよう注意します。)

ここまでできたら、圧力調理・3分にセット。写真ではレッドキドニーを使っているけど、大豆も同じ加圧時間で大丈夫です。
圧力ピンが下がったら、ふたを開けましょう。

豆はざるに上げて、ゆで汁を切って、豆の水煮は完成です!

作り置きする場合は、容器に移して、冷蔵庫に入れてスタンバイ。
【ステップ2】チリコンカンを作る
豆の水煮の準備ができたら、チリコンカンを作りましょう!
野菜の下ごしらえ
まずは玉ねぎ、人参、にんにくをそれぞれ、みじん切りにします。


にんにくは、圧力調理で香りがふんだんに出るので量は控えめに、1/2片程度がおすすめです。

豚ひき肉の下ごしらえ
豚ひき肉は、油を熱したフライパンでほぐしながら、軽く炒めて。

白っぽくなってきたら火を止めます。赤味は少し残っていても大丈夫。表面にさっと火を通しておくと、圧力調理時に肉同士がくっつかず、きれいに仕上がりますよ。
電気圧力鍋で煮る(加圧1分)
具材の下ごしらえが終わったら、電気圧力鍋に入れましょう。
玉ねぎに、

人参、

ステップ1で作った豆の水煮、

軽く炒めた豚ひき肉です。

それから、カットトマト缶と、

砂糖、塩、チリパウダーを加えて。

あとは、加圧がしっかりできるように、水を加えましょう。

材料をすべて入れたら、トマト缶や調味料が全体になじむように軽く混ぜ合わせて、

圧力調理・1分にセット。
汁気を飛ばす(煮込み15分)
圧力ピンが下がったら、ふたを開けましょう。このままだと、水分が少し多めなので、

シリコンスプーンなどを使って、ざっくりと混ぜ合わせたら、

ふたを開けたまま、煮込み・15分にセット。水分をほどよく飛ばしていきます。

焦げ付かないように、ときどきかき混ぜ、煮込みが停止したらできあがりです!

電気圧力鍋で煮込んだチリコンカン。

野菜や肉のうまみたっぷり。豆もホクホク。
チリパウダーのさわやかな香りが食欲をそそります。
【レシピまとめ】チリコンカン
最後にレシピをまとめておきますね。
作るステップは少し多いですが、慣れれば簡単。野菜や肉のうまみも引き出せて、とってもおいしいので、ぜひお試しください~。
■材料(4~5人分)
【豆の水煮】
乾燥豆(レッドキドニーまたは大豆)70~80g(約1/2カップ)
水 2カップ
【チリコンカン】
豆の水煮 ゆでた全量(約180g)
豚ひき肉 180g
玉ねぎ(中~大)1個
人参(中)1本
にんにく 1/2片
★カットトマト缶 1缶
★砂糖 小さじ1
★塩 小さじ1
★チリパウダー 小さじ1*
★水 1カップ
*チリパウダーの量は控えめです。お好みで調整してください。
【ステップ1:豆の水煮を作る】
■作り方(圧力調理・3分)※パナソニック製の電気圧力鍋(NF-PC400・SR-MP300)を使用。
1. 乾燥豆はやさしく水洗いして、水に6~8時間ほど浸す(豆の皮のしわがなくなったら吸水完了)。
2. 1を浸し水ごと電気圧力鍋に入れ*、圧力調理・3分にセットする。
*豆と水を合わせた量が、釜の目盛「豆類MAX」等の記載を越えないようにします(吹きこぼれや故障の原因となるため)。
3. 圧力ピンが下がったら、豆をざるに上げて水気を切る。
4. (作り置きする場合)豆を容器などに移して、冷蔵庫で保存する。
【ステップ2:チリコンカンを作る】
■作り方(圧力調理・1分→煮込み・15分)※パナソニック製の電気圧力鍋(NF-PC400・SR-MP300)を使用。
1. 玉ねぎ、人参、にんにくは皮をむき、みじん切りにする。
2. フライパンに油(分量外)を熱し、豚ひき肉をほぐしながら軽く炒める。
3. 電気圧力鍋に1と2、豆の水煮を入れる。
4. 電気圧力鍋に★の材料を加え、軽く混ぜ合わせる。
5. 圧力調理・1分にセットする。
6. 圧力ピンが下がったら、ざっくりとかき混ぜ、ふたを開けたまま、煮込み・15分にセットする。
7. 焦げ付かないように、ときどきかき混ぜる。
※味付けが物足りない場合は、工程7で、ケチャップやウスターソース、カレー粉などを加えてください。
※パナソニック製の電気圧力鍋の圧力は70kPa(1.7気圧)で一般的な強さですが、圧力が異なる製品や他製品をお使いの場合は、必要に応じて加圧時間を調整してください。
この記事で使用している電気圧力鍋(NF-PC400)はこちら↓
この記事で使用している電気圧力鍋(SR-MP300)はこちら↓
チリコンカンのかさ増しアレンジ
食べ切れず中途半端に余ったチリコンカンは、ゆでたマカロニを加えると、翌日も立派なおかずになってくれます。

マカロニをゆでたら、チリコンカンに加えてさっと煮込めば、スパイシーなミートソースパスタのできあがり。

おいしくて、お腹も満たしてくれて、ラクできて、一石三鳥~!?
この記事で使ったレッドキドニーはこちらです。レッドキドニーは煮込みにもサラダにも使えて、煮崩れにくい万能な豆。常備しておくと、とっても便利です。
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