パナソニック電気圧力鍋NF-PC400【製品レビュー】メリットとデメリット

パナソニック電気圧力鍋NF-PC400の写真

パナソニック電気圧力鍋NF-PC400を使い続けて4ヶ月。ほぼ毎日使うなかで感じたメリットとデメリットを、購入を迷っている方のために包み隠さずレポートします。いちユーザーの使用実感ではありますが、ささやかな参考になりましたら幸いです。

パナソニック電気圧力鍋NF-PC400のメリット

パナソニック電気圧力鍋NF-PC400をほぼ毎日使い続けて4ヶ月。NF-PC400は、何でもない日のふだんの料理をおまかせで作ってくれるから、料理はずいぶんラクできています。
総合的にはメリットの方が断然多く「買ってよかった」と実感中です。そこでまずは、愛すべきパナソニック電気圧力鍋NF-PC400の優れている点をご紹介!

パナソニック電気圧力鍋NF-PC400。ふだんの料理に大活躍!

圧力調理がおいしい

パナソニック電気圧力鍋NF-PC400の圧力調理モードは、パナソニックの旧製品と比べると、さらに味がしみ込みやすくなりました。茶色いおかずは、降圧後にふたを開ければ、しっかり茶色。

たとえば、大根は味がしっかりしみて、ジューシーでやわらか。鶏手羽元もホロホロやわらか、味しみっしみ。煮物って見た目は地味だけど、NF-PC400で作ると立派なごちそうになります。普通のお鍋で煮物を作るなんて、もう考えられません…!

大根とさつま揚げの煮物の写真
圧力調理で味しみ大根。煮物がすっごくおいしくできる!
何度もリピートしたくなる鶏手羽元の甘辛煮。圧力料理で味しみしみ!

圧力表示ピンがちゃんと下がる

パナソニック電気圧力鍋NF-PC400は、ふたの裏側を内ぶたでカバーする構造で、圧力表示ピンが汚れにくいです。

左側がふた。右側が、ふたから取り外した内ぶた。

圧力表示ピンが汚れていると、圧力が下がっているのに圧力表示ピンが落ちないという現象が起きがちなのですが、NF-PC400はその心配がない感じ。4ヶ月間ほぼ毎日使って、圧力表示ピンが落ちない不具合は、今のところ起きていません。

圧力が下がるとすぐ落ちる、優秀な圧力表示ピン。

お手入れが割とかんたん

また、売れ筋の他社の製品は、使用後に毎回、圧力表示ピンを取り外して洗うタイプが主流です。一方で、パナソニック電気圧力鍋NF-PC400は、圧力表示ピンを取り外す必要はなし。使用後は、ふたごと洗えばOKです。なので割と、お手入れはしやすいのではないかと思います…!

料理の臭いが付きにくい

パナソニック電気圧力鍋NF-PC400は、ふたの汚れ落ちもいい感じ。ふたは単純な構造で、洗うときも分解がかんたん。汚れがたまりにくいので、料理の臭いも付きにくいです。4カ月ほぼ毎日使うなかで、料理の臭いが残ったと感じたことはありません。

ふたは分解しやすく、洗いやすい。臭いが付きにくい構造。

臭い残りしやすい製品の場合、臭いを取るためのお手入れが別途必要になります。他社製品では、お手入れ用モードが付いているタイプもありますが、その分、手間はかかるので、ふだんのお手入れだけで臭いが付きにくいというのは意外と大きなメリットです。

鍋底が広くて食材を入れやすい

電気圧力鍋は釜が深いと、食材を入れにくかったり、かき混ぜにくかったりと、調理のたびに小さなストレスを感じがちです。
パナソニック電気圧力鍋NF-PC400は、釜が浅く、鍋底が広いデザインなので、食材を入れやすく、かき混ぜやすく、地味に使いやすいです。

釜底が広いので食材を入れやすい。

煮崩れる食材は煮込みを選べばよし

パナソニック電気圧力鍋NF-PC400は最高圧力70kPaゲージ圧で、圧力値は調整できないタイプ。他社の製品は、食材によって圧力値を手動や自動で調整できるタイプもありますが、圧力値は調整できなくても、今のところ、ほぼほぼ不便は感じていません。

NF-PC400は圧力調理モードだと、ひよこ豆などは残念ながら煮崩れてしまうのですが、煮崩れやすい食材は、ふたを閉めて煮込みモードを使えば、普通のお鍋でゆでるのと同じように、ほどよく火を通すことができますよ。

ひよこ豆はふたを閉めて煮込みモードに設定すると、煮崩れなくゆでられる。

パナソニック電気圧力鍋NF-PC400のデメリット

以上、愛すべきパナソニック電気圧力鍋NF-PC400のメリットをご紹介してきましたが、家電って実際、いいところもあれば、使ううちに、ちょっと気になる点も出てきますよね。そこで、ここからはNF-PC400で「ちょっと残念だなあ」と感じるところを、包み隠さずご紹介したいと思います。

ふたが大きくて扱いにくい

パナソニック電気圧力鍋NF-PC400は、ふたが両手鍋のような風貌でカッコイイのですが、左右に出っぱりがある分、サイズが大きく、調理後にふたを外した際、置き場所に困ることがあります。

両側の突起を含めると、いちばん長いところで幅は35cmぐらい。

また、加熱中に出たつゆが、ふたの内側や隙間にたまり、使用後にふたを傾けると、思わぬタイミングで熱湯がびしゃっと漏れてきます。

ふたの裏側に水切り穴もあるけれど、この穴以外の隙間からも、つゆが漏れちゃう…。

ただ、こちらは対処法があります。調理が終わってふたを開けた直後や、ふたを洗い終わった後は、しばらく斜めにたてかけておく。ふたはすぐ洗うのではなく、冷めてから洗う。使用後のふたを持ったまま台所をウロウロ歩かない。などなど…。

ふたを壁にたてかける場合は、つゆを吸い取るためのふきんを下に敷くといい塩梅。

炊飯で圧力が上がらない場合あり

パナソニック電気圧力鍋NF-PC400は、炊飯モードは付いていません。圧力調理モードや自動モードを使えばご飯は炊けるのですが、付属レシピを使わず、自分流のレシピで、圧力調理で炊き込みご飯を炊くと、圧力が上がらない場合があります。

下の写真は、わが家流のケチャップライス。2合だと、ふんわりおいしく炊けるのですが、3合に増やすと、圧力が上がらず生煮えに…。2回検証して、2回とも圧力は上がりませんでした。

2合だと、おいしく炊けるケチャップライス。3合に増やすと、圧力が上がらない。

また、黒豆ご飯や小豆ご飯はNF-PC400で炊くと、豆がやわらかホクホクでおいしいので、わが家では前述のケチャップライスや豆ご飯を炊くときに、たまに炊飯に使う程度です。そして対処法として、NF-PC400でご飯を炊くときは「2合で炊く」と決めています。

2合で炊く黒豆ご飯。お豆ホクホク、極上の仕上がり。

以上のことから、電気圧力鍋でもっと自由に炊飯したい方、電気圧力鍋を日常的に炊飯器の代わりとして使いたい方は、炊飯専用のモードがある他社製品をおすすめします!

付属レシピがスペシャル料理

そして最後のデメリット。パナソニック電気圧力鍋NF-PC400は、付属レシピがおしゃれすぎます…。ハレの日のご馳走やおもてなし料理を作るには、きっと役に立つだろうけど。ふだんの料理を乗り切るための、そして家族の健康を支えるためのレシピは残念ながら充実していません。

そこで、このブログでは「電気圧力鍋でヘルシーごはん」というコンセプトで、パナソニック電気圧力鍋を使った、なるべく手間のかからない、ふだんのレシピを研究中です。NF-PC400をお使いの際は、ささやかな参考にしていただけましたら幸いです。

【電気圧力鍋でヘルシーごはん】
このブログでは、パナソニック電気圧力鍋を使ったレシピを研究・公開しています。加圧時間早見表も随時更新中。ぜひぜひのぞいてみてください

電気圧力鍋料理の写真

以上、NF-PC400の使用実感をご紹介してきましたが、いかがでしたか?
パナソニック電気圧力鍋NF-PC400は、デメリットはあっても、メリットの方が断然多くて総合的には使いやすく、何より圧力調理がおいしくておすすめ。使い始めると、普通のお鍋には、もう戻れなくなっちゃいます…!

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