豚肩ロースの塊肉は、塩をすりこみ電気圧力鍋で丸ごと蒸すと、いろいろな料理に展開できてオトク感あり。炒飯やラーメンの具にすれば、肉肉しいうまみでレンゲが進む。もちろん、できたてをそのまま食べてもよし。蒸した後に釜底に残ったスープまで使えます。
このレシピは、パナソニック電気圧力鍋の新製品(NF-PC400)と旧製品(SR-MP300)どちらでもおいしく作れます。
【調理前日】豚肩ロースに塩をすりこむ
豚肩ロースは調理前日に、下味付けを済ませておきます。豚肩ロースの両面に塩をふり、
まんべんなくすり込んだら、ラップの上に置いて、
隙間のないようにぴっちり包んで冷蔵庫へ。
丸1日冷やすと、ちょうどよい塩気が付く感じです。
【調理当日】電気圧力鍋で豚肩ロースを蒸す
電気圧力鍋で脂少なめの肉を調理するときは、ゆでるより蒸すほうがやわらかく仕上がります。そこで、このレシピでは蒸す方法を選んでいます。
蒸し板を敷き、水を入れる
まずは電気圧力鍋に蒸し板を敷き、水(蒸し水)を入れて。
豚肩ロースを入れる
豚肩ロースはラップを外して、蒸し板の上に置きましょう。
長ねぎの青い部分と生姜をのせて圧力調理
それから、臭み消しに長ねぎの青い部分を1本分、豚肩ロースの上にのせ、
生姜の薄切りも2~3枚のせます。
ここまでできたら、圧力調理・5分にセット。
降圧後、火の通りを確認
圧力ピンが下がったら、ふたを開けて、中まで火が通っているか確認しましょう。
肉のいちばん厚みのある部分に爪楊枝を刺し、透明の汁が出てくれば火が通っているサインです。
赤みのある汁が出てくる場合は火の通りが甘いので、電気圧力鍋のふたやおもりを掃除して、圧力調理を数分追加しましょう。
塩豚は薄切りにする
できあがった塩豚は薄切りにして、
そのまま食べてもよし。ちょうどよく塩気が付いているのでソースはお好みで添えても、添えなくても。たとえばポン酢をかけると、さっぱり味わえて、これまたおいしい!
塩豚のアレンジ
この塩豚は作り置きしておくと、いろんな料理に展開できて便利です。
ラーメンの具に
ラーメンの具にすれば、ご馳走感あり。うまみがぎゅぎゅっと凝縮した塩豚で、かんたんなラーメンもレベルアップ。
炒飯の具に
刻んで炒飯の具にすると、肉肉しいうまみが全体になじみ、いい仕事をしてくれます。具材の肉から手作りする炒飯は、正真正銘のおいしさです。
ベーコンの代わりに
また、サンドイッチの具にしてもお手軽。マスタードやマヨネーズともよく合いますよ。
また、ベーコンの代わりにも使えます。食べやすいように細切りにして、さっと焼くだけ。うまみたっぷりなうえに、添加物ゼロだから安心ですね。
残った蒸し水で、わかめスープ
ちなみに電気圧力鍋の釜底にたまった蒸し水は、豚肉から流れ出たうまみが加わり、濃厚なスープになっています。
だしも塩気も利いているから、水で薄めるだけで、おいしいスープが作れちゃいます。ぜひぜひ取っておきましょう(浮いた脂が気になるときは、冷蔵庫に入れて冷やしておけば、脂を固めて取り除けます)。
たとえば、うまみたっぷりのわかめスープにアレンジ。
蒸し水に、水とわかめと豆腐を加えて、ささっと煮れば完成です。
【レシピ】豚肩ロースの塩豚
それでは最後にレシピを記しておきますね。
豚肩ロースは、なるべくやわらかく仕上げたいなら脂身が多く入ったものを、多少噛み応えがあってもヘルシーに仕上げたいときは脂身が少なめのものを選ぶとよいです。どちらにしても、肉肉しいうまみがクセになります。
■材料(4人分)
豚肩ロースブロック 370g(4~5cm厚のもの)
塩 小さじ2
長ねぎの青い部分 1本分
生姜 薄切り2~3枚
蒸し水 電気圧力鍋で定められた量*
*蒸し水の量(パナソニック製の電気圧力鍋の場合) | |
NF-PC400 | 3/4カップ |
SR-MP300(旧製品) | 1/2カップ |
■作り方(圧力調理・5分)※パナソニック製の電気圧力鍋(NF-PC400・SR-MP300)を使用。
【調理前日】
1. 豚肩ロースは両面に塩をまんべんなくすりこむ。
2. 1をラップでぴったりと包み、冷蔵庫に入れて1日置く。
【調理当日】
3. 電気圧力鍋に蒸し板を敷き、蒸し水を入れる。
4. 豚肩ロースのラップを外し、蒸し板の上に置く。
5. 豚肩ロースの上に長ねぎの青い部分と生姜をのせる。
6. 圧力調理・5分にセットする。
7. 圧力ピンが下がったら、肉の厚い部分に爪楊枝を刺し、中まで火が通っているか確認する(火の通りが甘ければ、電気圧力鍋のふたやおもりを掃除して圧力調理を数分追加する)。
8. 電気圧力鍋から塩豚を取り出し、薄切りにする(釜底に残った蒸し水も使う場合は取っておく)。
※パナソニック製の電気圧力鍋の圧力は70kPa(1.7気圧)で一般的な強さですが、圧力が異なる製品や他製品をお使いの場合は、加圧時間の調整が必要かもしれません。
このレシピは、パナソニック電気圧力鍋の新製品(NF-PC400)と旧製品(SR-MP300)どちらでもおいしく作れます。
パナソニック電気圧力鍋の新製品(NF-PC400)はこちら↓
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【電気圧力鍋でヘルシーごはん】
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