黒豆は電気圧力鍋なら、ほったらかしでふっくらやわらか。初心者でもおいしく煮られます。見た目をあまり気にしなければ、錆びたくぎや鉄玉を使わなくても大丈夫。圧力調理後、煮汁に浸けたまま半日ほど置くと煮汁の色がなじみ、黒っぽく、つやよく仕上がります。
このレシピはパナソニック電気圧力鍋の旧製品(SR-MP300)でおいしく作れます。
黒豆は一晩、水に浸す
乾燥の黒豆は皮の欠けた豆をだいたい取り除いたら、軽く水洗いして、一晩水に浸しましょう。
黒豆は一晩経つと、水を吸って大きくふくらみます。
浸水後も、皮の割れている豆があれば取り除いておくと、仕上がりの見た目がよくなりますよ。
沸騰させてアクを取り除く
黒豆を浸水させたら、次はアクを取り除きます。
浸し水ごと鍋に入れて中火にかけ、沸騰したら、やや弱火に。白い泡状のアクが出てくるので、すくって、しっかり取り除きます。
浸し水ごと電気圧力鍋に入れる
アクを除き終わったら、黒豆を浸し水ごと電気圧力鍋に入れましょう。
浸し水には黒豆の黒い色が移っているので、浸し水ごと煮ることで、豆の色を黒っぽく仕上げることができます。
砂糖と醤油を加えて圧力調理
それから、醤油を少々と
砂糖を加えて、
砂糖が黒豆全体に行き渡るようにやさしくかきまぜましょう。
煮汁をかきまぜて砂糖の濃度を均一にしておくと、黒豆にしわが寄りにくい感じです。
ここまでできたら、圧力調理・15分にセット。
半日ほど置いて味と色をなじませる
圧力ピンが下がったら、ふたを開けると、ふっくらとした黒豆のお出まし。
できたては黒豆の色が赤っぽく、味も薄いけれど大丈夫。
煮汁ごと容器に移して半日ほど置いておけば、黒豆に煮汁の色と味がしっかりしみて、見た目も黒っぽくつやつやになります。
黒豆に煮汁をしっかりしみ込ませたら、器に移していただきましょう。
圧力調理で煮た黒豆はふっくらやわらかで、しっとりとした舌触り。
自分で作るとおいしいうえに、砂糖の量を自分好みに調節できるのもいいですね。
【レシピ】黒豆
それでは最後にレシピを記しておきますね。
黒豆は味がしみ込みにくいので、砂糖の量を控えるときは、やや控えめを目指すといい感じ。
電気圧力鍋を使うと意外とかんたんに煮られるので、ぜひお気軽にお試しください~。
■材料
黒豆 100g
水 1と3/4カップ
砂糖 85g
醤油 小さじ1/2
■作り方(圧力調理・15分)※パナソニック製の電気圧力鍋(SR-MP300)を使用。
1. 黒豆は皮の欠けた豆を取り除いたら、軽く水洗いし、水に一晩浸す。
2. 1で皮の破れた豆があれば取り除き、浸し水ごと鍋に入れ、中火にかけて沸騰させる。
3. 白い泡状のアクが出てきたら、やや弱火にして、アクをすくって取り除く。
4. 電気圧力鍋に3の黒豆を浸し水ごと入れる*。
*煮汁と豆を合わせた量が、釜の目盛「豆ここまで」等の記載を越えないようにします(爆発等の事故の原因となるため)。
5. 電気圧力鍋に砂糖と醤油を加え、やさしくかき混ぜたら、圧力調理・15分にセットする。
6. 圧力ピンが下がったら、黒豆を煮汁ごと容器に移す。
7. 半日ほど置いて、黒豆に煮汁の色と味をしみ込ませる。
※パナソニック製の電気圧力鍋の圧力は70kPa(1.7気圧)で一般的な強さですが、圧力が異なる製品や他製品をお使いの場合は、加圧時間の調整が必要かもしれません。
このレシピはパナソニック電気圧力鍋の旧製品(SR-MP300)でおいしく作れます。
黒豆は冷凍保存してもおいしい
ちなみに食べ切れない黒豆は、冷凍保存しても大丈夫です。
少量の煮汁と一緒にフリーザーバッグや容器に入れて冷凍庫へ。
冷凍する間に黒豆に煮汁の味がよりしみ込むから、レンジで解凍しても、ふっくらつやつや。とってもおいしく味わえます。
【電気圧力鍋でヘルシーごはん】
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