電気圧力鍋の無水調理でトマトと玉ねぎのうま味を引き出して、豚ひき肉とミックスビーンズが主役の無水カレーを作りましょう。普段使いの調味料を使って、お手軽に。ルーは使わず、カロリーカットでヘルシーに。豚ひき肉は、下ごしらえがおいしさの決め手。
大きくて赤いトマトを湯むきする
トマトを使った無水カレーは、トマトそのものの味に左右されるから、真っ赤に熟れた大きなトマトを使うのがおすすめ。
また、トマトは電気圧力鍋で加熱しても皮の食感が残ってしまうので、無水調理の前に湯むきしておくといいですよ。
トマトのお尻に包丁で十字に切り込みを入れたら、15秒ほど熱湯に浸けて。皮がめくれてきたら水にとって冷やせば、するするっと皮がむけちゃいます。
トマトは湯むきしたら、1.5cm角ぐらいの角切りにしておきましょう。
豚ひき肉はフライパンで焼いて、一口大の塊に
豚ひき肉は無水調理する前に、塩を振ってフライパンで焼き付け、表面にさっと火を通しておきます。
色が少し変わる程度に軽く火を通しておくと、圧力調理する際に、ひき肉がくっつかずに仕上がっておすすめです。
なるべくほぐさないように両面を焼き、へらなどで切って一口大の塊になるようにすると、お肉の存在感が増して、おいしい仕上がりになりますよ。
水分の多い食材から順に入れ、無水調理
トマトや豚ひき肉の下ごしらえが終わったら、玉ねぎをみじん切りして、電気圧力鍋に材料を入れましょう。
無水調理するときは焦げ付きを防ぐため、水分の多い食材から入れていきます。
まずは玉ねぎを入れたら、
次はトマト。
さらに、ミックスビーンズ缶を入れましょう。
すでに火が通っている缶詰の豆は、1分程度の加圧なら、あまり煮崩れず、逆にホクホクに仕上がっておいしいですよ。
ミックスビーンズ缶の次は、塊感を残した豚ひき肉を入れ、
カレー粉に、
ケチャップ、ウスターソース、醤油、砂糖、生姜のすりおろし、
さらに、赤ワインを加えたら、無水調理・1分にセットします。
煮込みモードでとろみをつける
圧力ピンが下がったら、ふたを開けて
調味料が全体になじむようにシリコンスプーンなどでかき混ぜたら、ダマにならないように水でよく溶いた小麦粉を加えて、
煮込みモードにセット。
加熱しながら、ときどきかき混ぜて、とろみがついたら完成です。
豚ひき肉とミックスビーンズの無水カレー。
ほかほかごはんに添えて、頂きましょう~。
豚ひき肉は、ごろっとしていて食べ応えあり。
レッドキドニーはちょっと割れているものもあるけれど、そんな見た目はご愛敬。ミックスビーンズはほくほくしていて、おいしいです。
【レシピ】豚ひき肉とミックスビーンズのカレー
それでは最後にレシピを記しておきますね。
何度か試してみたところ、豚ひき肉には塩を振り、赤ワインと生姜のすりおろしを加えたら、味がまとまりました。ぜひお試しください~。
■材料(3人分)
トマト(大)1個
玉ねぎ(大)1個
ミックスビーンズ缶 1缶
豚ひき肉 150g
塩 少々
★カレー粉 小さじ1と1/2
★ケチャップ 大さじ1
★ウスターソース 小さじ2
★醤油 小さじ1
★砂糖 小さじ1
★生姜(すりおろし)1片
★赤ワイン 大さじ3
水溶き小麦粉(小麦粉 大さじ1、水 大さじ3)
■作り方(無水調理・1分→煮込み・5分)※パナソニック製の電気圧力鍋を使用。
1. トマトは湯むきして、1.5cm角ぐらいの角切りにする。
2. 豚ひき肉は塩を振り、フライパンでほぐさないように両面を軽く焼き付け、へらなどで一口大の塊に切る。
3. 玉ねぎはみじん切りにする。
4. 電気圧力鍋の釜に、玉ねぎ、トマト、ミックスビーンズ缶、豚ひき肉の順に入れ、★の材料を加える。
5. 無水調理・1分にセットして、スタートボタンを押す。
6. 圧力ピンが下がったら、水で溶いた小麦粉を加える。
7. 煮込み・5分にセットして、やさしくかき混ぜながら、とろみをつける。
※パナソニック製の電気圧力鍋の圧力は70kPa(1.7気圧)で一般的な強さですが、圧力が異なる製品や他製品をお使いの場合は、加圧時間の調整が必要かもしれません。
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【電気圧力鍋でヘルシーごはん】
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