【いもきんとん】電気圧力鍋でなめらか。クチナシ不使用お手軽レシピ

いもきんとんの写真

電気圧力鍋で作る、いもきんとん。さつまいもを圧力調理でやわらかく煮て潰したら、砂糖やみりんで甘みを加え、煮込みモードで加熱しながら、なめらかな口当たりに仕上げます。甘いさつまいもを使えば、クチナシや栗を入れずとも、とってもおいしい!

さつまいもを圧力調理でやわらかく

それではさっそく作り方をご紹介しますね。
さつまいもは皮をむき、厚さ1cmぐらいの輪切りにしたら、さっと水にさらしてアクを抜きます。
(※皮を厚めにむくと、筋っぽさがなくなり、よりなめらかな口当たりになるそうです。)

さつまいもをざるに上げて水気を切ったら、電気圧力鍋に入れ、さつまいもをゆでるための水も加えましょう。水の量は、釜の底のさつまいもが水に浸かる程度で大丈夫。水をたくさん入れると、品種によっては煮崩れて水っぽくなってしまうから、上に重なったさつまいもは、ゆでるというより蒸すイメージで。

ここまでできたら、圧力調理・2分にセットします。

煮汁を捨てて、さつまいもを潰す

圧力ピンが下がったら、電気圧力鍋から釜を取り出して、

ゆで汁の水は、だいたいでいいので捨てましょう。

ゆで汁を捨てたら、さつまいもが熱いうちに、なめらかになるまで潰します。
さつまいもは圧力調理でとてもやわらかくなっているので、シリコンスプーンなどでかんたんに潰せちゃいますよ。

砂糖やみりんを加え、煮込みモードで練る

さつまいもを潰し終わったら、砂糖、みりん、水、レモン汁を加えて、煮込みモードにセット。
加熱しながら、さつまいもを練るようにかき混ぜましょう。

加熱の間は、調味料がまんべんなく絡むように、そして、みりんのアルコールが飛ぶように、ちょっと疲れるけれど頑張って練り続けて…。
みりんのアルコール臭がなくなって、ほどよいやわらかさになったら完成です。
(水分を飛ばし過ぎると冷めたときに硬くなってしまうので、少し緩めのやわらかさで煮込みを止めるといい感じです。)

やさしい色合い、やさしい甘さのいもきんとん。

栗やクチナシを入れずとも、裏ごしを省略しても、とってもおいしくて、秋冬のさつまいもの実力に脱帽。
手軽に作れるから、お正月はもちろん、普段の食卓やさつまいもの消費にもおすすめです。

【レシピ】いもきんとん

それでは最後にレシピを記しておきますね。
レモン汁は入れなくても、充分おいしく仕上がるけれど、入れると甘ったるさが軽減されて、より食べやすくなりますよ。

■材料
さつまいも 約500g
水(圧力調理時)1/2カップ
★砂糖 50g
★みりん 1/4カップ
★水 1/4カップ
★レモン汁 小さじ1/2


■作り方(圧力調理・2分→煮込み・5分)※パナソニック製の電気圧力鍋を使用。


1. さつまいもは皮をむき、1cmぐらいの厚さで輪切りにして水にさらす。


2. ざるに上げて水気を切った1と、水を電気圧力鍋の釜に入れる。


3. 圧力調理・2分にセットする。


4. 圧力ピンが下がったら、煮汁の水を捨て、さつまいもが熱いうちに、なめらかになるまで潰す。


5. 電気圧力鍋に★の材料を加え、煮込み・5分にセットする。


6. さつまいもを練りながら、みりんのアルコールを飛ばす。


7. 少し緩めのやわらかさになったら、煮込みモードを停止する。
*冷めて硬くなった場合は、水を足して練り直すとやわらかくなります。
(鳴門金時などのホクホク系の品種より、紅はるかなどのねっとり系の品種を使った方が仕上がりがやわらかく、冷めても硬くなりにくい印象です。)


※パナソニック製の電気圧力鍋の圧力は70kPa(1.7気圧)で一般的な強さですが、圧力が異なる製品や他製品をお使いの場合は、加圧時間の調整が必要かもしれません。


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【電気圧力鍋でヘルシーごはん】
このブログでは、ふだん使いで、なるべく手間のかからない電気圧力鍋レシピを研究中。おいしくできた料理をコツコツ公開しています。加圧時間や食材の組み合わせなど、電気圧力鍋を使うときのちょっとしたヒントにして頂けましたら幸いです。

電気圧力鍋料理の写真