【金時豆の甘煮】電気圧力鍋でふっくらやわらか!煮崩れてもおいしい

金時豆の甘煮の写真

おせち料理で定番の金時豆。弱火で煮るのがコツだから、電気圧力鍋で圧力調理をすると、煮崩れる豆がどうしても出てきます。でも、多少の煮崩れは気にしないなら、電気圧力鍋を使うのがおすすめ。ほったらかしでふっくらやわらか、ラクにおいしく仕上がりますよ。

金時豆を一晩、水に浸ける

それではさっそく作り方をご紹介しますね。
金時豆を軽く水洗いしたら、一晩、水に浸します。
水の量はたっぷりで。金時豆の袋の記載によると、豆の量の3倍くらいが目安だそうです。

(水に浸す時間は、袋に記載の5~6時間でも試してみましたが、冬場は一晩浸けた方がやわらかく煮られました。夏場は常温だと6時間前後で大丈夫。)

ゆでこぼしてアクを抜く

水に浸した金時豆は、しわがなくなり、ふっくらしたら煮られる合図。
まずは、普通のお鍋でアク抜きをします。
浸していた水ごと金時豆を鍋に入れ、沸騰するまで強火で加熱しましょう。

沸騰したら、さし水をして、

もう一度沸騰したら、ざるにあげ、アクの入った煮汁は捨てます。

このゆでこぼしの作業をすると、どうしても色落ちしてしまうのですが、金時豆はアクが強いので、えぐみのもとになるアクは抜いておいた方が安心かなと思います。

あたらしい煮汁を加えて圧力調理

アク抜きが終わったら、電気圧力鍋の出番です。
ざるにあげた金時豆を電気圧力鍋の釜にザザ~っと入れて、

水、砂糖、醤油を混ぜ合わせた煮汁を加えましょう。(豆は砂糖と一緒に煮るとやわらかくなりにくいので、水でゆでた後、仕上げに砂糖を入れて煮込むのが基本なのだとか。でも、金時豆の場合は長めに圧力調理すれば、砂糖と一緒でもやわらかくなってくれますよ。)

なお、このとき、豆と煮汁を合わせた分量が、釜に記載の「豆ここまで」等の目盛を越えないようにします。目盛を越えて入れると、爆発等の事故の原因となるそうです。
そして材料をすべて入れたら、圧力調理・10分にセット。

あら熱を取る

圧力ピンが下がったらふたを開け、そのまましばらく置いてあら熱をとりつつ、金時豆に煮汁の味と色を含ませましょう。


あら熱がとれたら、器に移して。

割れている豆もあるけれど、そんな見た目はご愛敬。
ふっくらほくほく、やわらかな金時豆の甘煮、完成です!

【レシピ】金時豆の甘煮

それでは最後にレシピを記しておきますね。
ふだん使いの甘煮にしたくて、砂糖と醤油はちょっぴり控えめ。
食べ切れない分は冷凍しておくと便利です。

■材料
金時豆 250g
★水 3カップ弱
★砂糖 150g
★醤油 小さじ2


■作り方(圧力調理・10分)※パナソニック製の電気圧力鍋を使用。


1. 金時豆は軽く水洗いし、豆の量の3倍くらいの水(分量外)に一晩浸す。


2. 1の金時豆を浸し水ごと鍋に入れ、強火にかけて沸騰させる。


3. 2にさし水をして再び沸騰したら火を止め、金時豆をざるにあげて煮汁は捨てる。


4. 電気圧力鍋の釜に3の金時豆を入れ、★の材料を混ぜ合わせて加える
*煮汁と豆を合わせた量が、釜の目盛「豆ここまで」等の記載を越えないようにします(爆発等の事故の原因となるため)。最初は水2と1/2カップで煮汁を作り、「豆ここまで」の目盛りまで水を足すとやりやすいです。


5. 圧力調理・10分にセットする。


6. 圧力ピンが下がったらふたを開け、しばらく置いて味を含ませる。


※パナソニック製の電気圧力鍋の圧力は70kPa(1.7気圧)で一般的な強さですが、圧力が異なる製品や他製品をお使いの場合は、加圧時間の調整が必要かもしれません。


【電気圧力鍋でヘルシーごはん】
このブログでは、ふだん使いで、なるべく手間のかからない電気圧力鍋レシピを研究中。おいしくできた料理をコツコツ公開しています。加圧時間や食材の組み合わせなど、電気圧力鍋を使うときのちょっとしたヒントにして頂けましたら幸いです。

電気圧力鍋料理の写真