電気圧力鍋で作るおでんは、具材によって圧力調理と煮込みのモードを使い分けると、失敗知らずで仕上がります。野菜や肉は圧力調理でやわらかくして、圧力ピンが下がったら、揚げ物などのおでんだねを追加して、煮込みモードで煮込みましょう。
このレシピは、パナソニック電気圧力鍋の新製品(NF-PC400)と旧製品(SR-MP300)どちらでもおいしく作れます。
圧力調理と煮込みを使い分ける
おでんは、すべての具材が圧力調理に向いているわけではありません。
大根や人参は圧力調理すると時短でやわらか。こんにゃくは、ちょうどいい加圧時間を選べば、圧力調理で味がよくしみる食材です。一方で、がんもどきなどのおでんだねは圧力調理すると、大きく膨らんで危険…。
そこで、野菜と肉と、こんにゃくは先に電気圧力鍋に入れて圧力調理。圧力が下がったら、揚げ物などのおでんだねを追加して、煮込みモードで煮込みましょう。
野菜、肉、こんにゃくの下ごしらえ
それでは、作り方をご紹介しますね。まずは圧力調理する具材を切りましょう。
野菜を切る
野菜は大根と人参をピックアップ(おでんで定番のじゃがいもは、長く圧力調理すると煮崩れる場合が多いので、この記事では使用していません)。
大根は、2cm厚ぐらいの輪切りにして、面取りをしましょう。
人参は圧力調理でやわらかくなりやすいので、一口大より大きいサイズで乱切りにします。
鶏もも肉は表面を軽く焼く
使うお肉は、鶏もも肉。圧力調理でホロホロにやわらかく仕上がるのでおすすめです。
鶏もも肉は皮を取り除き、食べやすい大きさに切ったら、フライパンで油を敷かずに、両面に軽く火を通しましょう。
火の通り加減は、赤い部分がところどころ残るぐらいで大丈夫。表面にさっと火を通してから電気圧力鍋に入れると、圧力調理したときに肉同士がくっつかず、きれいにおいしく仕上がりますよ。
こんにゃくは大きく切る
こんにゃくは火を通し過ぎると硬くなるので、サイズが小さいほど加圧時間は短めにする必要があります。おでんは加圧時間を長くして味をしみ込ませたいから、こんにゃくは大きめの三角に切りましょう。
電気圧力鍋に具材を入れる
具材の下ごしらえが終わったら、電気圧力鍋に入れていきます。
大根と人参に、
鶏もも肉、
そして、こんにゃく。
具材がなるべく平らになるように、並べ入れましょう。
ひたひたより少なめの煮汁で圧力調理
煮汁は、だし汁、醤油、砂糖、みりんを混ぜ合わせたもの。電気圧力鍋に全量の煮汁を入れてしまうと、圧力ピンが下がるのに時間がかかるので、ひたひたよりもやや少なめで加えます。
余った煮汁は圧力調理後に、おでんだねを加えて煮込むときに追加するので、捨てずにとっておきましょう。
ここまでできたら、圧力調理・5分にセット。
揚げ物、練り物の下ごしらえ
圧力調理をしている間に、残りの具材の下ごしらえを済ませておくとスムーズです。
ちくわは食べやすい長さに切って。がんもどきや餅巾着などの揚げ物系は、熱湯をかけて油抜きしてから入れると、味のしみ込みがよくなりますよ。
揚げ物、練り物、煮汁を追加して煮込む
圧力ピンが下がったら、ふたを開けましょう。
ここに、残りの具材と、とっておいた煮汁を追加します。
煮汁は入れ過ぎると吹きこぼれてしまうから、具材がぎりぎり浸かるくらいまで入れて。釜に記載されたMAX容量を超えないように加えたら、煮込み・20分にセット。ぐつぐつ煮込んで、味をしみ込ませて。
煮込みモードが終わったら、しばらく置いてあら熱を取りつつ、味をなじませて完成です。
電気圧力鍋で作った味しみおでん。
大根、人参はもちろん、鶏もも肉もホロホロやわらか。こんにゃくも味しみしみ。すっごくおいしいです。
【レシピ】おでん
具材と煮汁を2回に分けて入れるのは少し手間だけど、圧力調理するときも、煮込むときも、ほったらかしなので意外とラクちん。そして、何より味しみしみで絶品です。
ぜひ一度お試しください~。
■材料(4人分)
大根 12cm
人参(中)1本
鶏もも肉 1枚
こんにゃく 1枚
揚げ物・練り物(ちくわ、さつま揚げ、餅巾着など)
★だし汁 3カップ
★醤油 1/4カップ
★砂糖 小さじ2
★みりん 小さじ2
■作り方(圧力調理・5分→煮込み・20分)※パナソニック製の電気圧力鍋を使用。
1. 大根は皮をむき、2cmぐらいの厚さで輪切りにし、面取りをする。
2. 人参は皮をむき、大きめの乱切りにする。
3. 鶏もも肉は皮を取り除き、フライパンで両面を軽く焼く。
4. こんにゃくはアク抜きをして、一口大より大きい三角形に切る。
5. ★の材料をよく混ぜ合わせて煮汁を作る。
6. 電気圧力鍋の釜に1、2、3、4を入れ、5の煮汁をひたひたより少し少なめで加える。残った煮汁は捨てずにとっておく。
7. 圧力調理・5分にセットする。
8. ちくわは食べやすい長さに切り、揚げ物は熱湯をかけて油抜きをする。
9. 圧力ピンが下がったら、8と、とっておいた煮汁を追加する(煮汁は釜に記載のMAX容量を超えない程度に注ぐ)。
10. 煮込み・20分にセットして、煮込みが終わったら、しばらく置いて味をなじませる。
※パナソニック製の電気圧力鍋の圧力は70kPa(1.7気圧)で一般的な強さですが、圧力が異なる製品や他製品をお使いの場合は、加圧時間の調整が必要かもしれません。
このレシピは、パナソニック電気圧力鍋の新製品(NF-PC400)と旧製品(SR-MP300)どちらでもおいしく作れます。
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【電気圧力鍋でヘルシーごはん】
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