パナソニック電気圧力鍋NF-PC400を使い始めて丸1年。わが家では煮込み、煮物、蒸し料理まで、ほぼ毎日使っています。そのリアルな使用感をもとに、よかった点と気になった点をまとめました。今後購入を考えている方の参考になりましたら嬉しいです。
1年間使って感じたメリット
パナソニック電気圧力鍋NF-PC400をほぼ毎日使い続けて、丸1年が経ちました。メリットだけでなくデメリットもありましたが、1年経った今でも、総合的には「買ってよかった」と実感中です。なかでも、特に良いと感じた点を、まずはご紹介しますね。

料理がおいしく仕上がる
パナソニック電気圧力鍋NF-PC400を1年間使ってみて、いちばんよかった点は、とにかく料理がおいしくなること。NF-PC400を使うようになってから、家族が「おいしい」と言ってくれる機会がずいぶんと増えました。
肉や魚のうまみが引き立つ
NF-PC400は、圧力調理モードでも、煮込みモードでも、肉や魚がうまみたっぷりに仕上がるのが特長です。たとえば、鶏手羽中や鶏手羽元、さばや鮭、かつおなど、いろんな肉や魚がうまみを逃さずに煮られます。
特に、肉や魚を圧力調理で加熱した後、煮込みモードで煮詰めると、味がよく染み込み、食感もやわらか。NF-PC400は、煮込みモードの火加減が自動でコントロールされているようで絶妙です。見た目はなんとなく「火加減が弱いな」と心配になるのだけど、この「弱火感」がかえってちょうどいいみたい。肉や魚が硬くなりにくいことにつながっています。


豆がやわらかく煮られる
NF-PC400のもうひとつのメリットは、豆がやわらかく煮られること。特に、火の通りにくい黒豆や白花豆が、ふっくらしっとり煮られます。特に年末年始に、おせちを作りたい方にとっては、とても助かる電気圧力鍋だと思います。

一方で、火の通りやすい大豆やひよこ豆などは、夏場に圧力調理でゆでると、やわらかくなり過ぎて煮崩れてしまうことも…。ただ、NF-PC400は、ふたを閉めて煮込みモードが使えるので、この方法を使えば、ちょうどよい食感にゆでられますよ。

内なべが広く、容量が大きい
料理のおいしさに加えて、もう一つ、とても助かるメリットは、内なべの底(釜底)が広いこと。その分、内なべの高さは浅いので、煮込み時に料理をかき混ぜやすいです。
また、容量が大きいので、多めの調理が可能です。特に魚を圧力調理するときは、切り身が4~5人分並べられることもあり、食べ盛りの家族がいるわが家では、とても重宝しています。

気になったデメリットと注意点
ただ、どんな家電にも「使ってみて初めてわかること」があるもの。NF-PC400も、おいしさや使いやすさなど、かなり優れたメリットがある一方で、「ここはちょっと気をつけたいな・不満だな…」と感じたポイントもありました。
致命的な欠点というよりは、長く使うために知っておきたい注意点として、参考になれば嬉しいです。
使用1年目で蒸気漏れが起きた
わが家のNF-PC400は、使い始めてちょうど1年ほど経ったころ、本体とふたの間から蒸気が漏れる不具合が起きました。
わが家ではだいたい毎日、ときには1日に2~3回も使っているので、使用頻度はかなり多め。一般的な使用頻度だと、これほど早く不具合が起きることはないのかもしれないけど、パナソニックの旧製品(SR-MP300)と比べると、不具合が起こる時期が早かったです。
修理はスムーズにできた
幸い、パナソニックの公式サイトから、点検と修理を申し込めました。点検・修理の申し込みはかんたんで、対応もスピーディ。自分で製品を梱包して送る手間があることを除けば、ストレスを感じることはなく好印象でした。
ちなみに、修理では以下の点が改善されていました。
- 内なべ(釜)の交換。以前より厚みがあり、しっかりしたものに変更されていた。
- 圧力ピンとおもり装着部がクリーニングされていた。
そして、修理後はまったく問題なく、とても調子良く使えています。

【注意点】購入後は、保証書の保管を忘れずに!
最後に、NF-PC400を購入した際の注意点です。もしも修理や点検が必要となった場合、保証期間であれば無償の可能性が高いので、NF-PC400を購入した際は、保証書は必ず保管しておくこと。そして、保証書の保管場所を忘れないようにすることをおすすめします!
以上、NF-PC400を丸1年使ったときの使用実感をご紹介してきましたが、いかがでしたか?
パナソニック電気圧力鍋NF-PC400は、ちょっと早めに不具合が起きたものの、圧力調理も煮込みも本当においしくて、食卓の味がレベルアップしました。これから先も使い続ける予定なので、また1年ぐらい経過したら、製品レビューをレポートできればと思っています!