どうしても煮崩れてしまう金時豆を使って、炊き込みご飯を作ってみました。
炊き込みご飯の具材なら、圧力鍋で炊いても煮崩れは全く気にならず、とってもおいしく味わえました。また、具材にさつまいもを足すと、自然な甘みが付いて、かさましもできました。
※このレシピは、一般的な家庭用の電気圧力鍋で調理した記録です。
※本記事は筆者の家庭料理の個人的なメモであり、特定製品やメーカーの評価・推奨を目的としたものではありません。※記事内の手順や時間は、家庭環境によって調整が必要です。
圧力鍋で金時豆が煮崩れるわけ
まずは、金時豆が圧力鍋で煮崩れてしまう原因を考察。お豆屋さんや圧力鍋ユーザーさんから頂いた情報をもとにまとめました。
豆は圧力鍋を使うと煮崩れやすい
圧力鍋は鍋の内部に圧力をかけ、普通の鍋では実現できない高温調理で料理を時短する道具。一方で、豆は弱火でことこと時間をかけて煮ることで煮崩れがおさえられる食材。だから、圧力鍋を使って豆を煮ると、時短でやわらかくできる分、煮崩れは起こりやすくなってしまいます。
煮崩れやすさは豆の種類によっても変わってくるけど、特に、金時豆は煮崩れやすい印象です。
水で戻すだけで皮が破けるとき
また、金時豆を水で戻すだけで皮が破けてしまう場合は、豆を冷たい水に浸しているせいかも。お豆屋さんに教えていただいたのですが、「収穫から1年ほど経った豆は、乾燥して水分量が減っているため、水に浸けて急に冷やすと皮が破けやすい」のだそうです。
そこで、吸水中に皮が破けてしまう場合は「水ではなく、お湯で戻すのがおすすめ」なのだとか。(実際に、金時豆をお湯に浸してみると、皮の破け具合がおさえられました。)
煮崩れる豆の使い道
だけど、金時豆をお湯できれいに戻せても、圧力鍋で煮ると煮崩れてしまう…。そんなときのアレンジ方法として、炊き込みご飯を作ってみました。
煮豆にするとぐちゃぐちゃに煮崩れてしまう金時豆も、ご飯と混ざると煮崩れは気にならず、おいしく食べられました。
レシピの詳しい手順とポイント
ここからは写真付きの詳しい解説です。
番号付きのレシピと分量は記事後半にあります。
詳細を飛ばしたい方は
金時豆をお湯で戻す(6~8時間)
では「金時豆とさつまいもの炊き込みご飯」の作り方です。
まずは乾燥豆をはかりましょう。米2合に対して、金時豆は200mLの計量カップで1/4カップぐらいがちょうどいい感じ。重さにすると約50gです。

金時豆をはかったら、軽く水洗いして、お湯に浸して、

6~8時間、置いておきましょう。皮のしわがなくなったら、吸水が終わった合図です。

金時豆のアク抜きをする
金時豆はアクがけっこう多いので、ゆでこぼしてアク抜きをしておくと安心。金時豆を浸し水ごと、普通の鍋に入れて強火にかけて。


沸騰したら、差し水をして弱火にし、

再び沸騰したら、豆をざるに上げて水気を切りましょう。

ちなみに、ゆでこぼしの段階で豆の皮が破けてしまっても、気にしなくて大丈夫です。
さつまいもを水にさらす
もう一つの具材、さつまいもは、皮付きのまま1.5cmぐらいの角切りにして、水にしばらくさらしましょう。

電気圧力鍋に米を入れて加水
金時豆とさつまいもの準備ができたら、圧力鍋で炊きましょう。
まずは鍋に米を入れて。無洗米の場合はそのまま、無洗米でない場合は米を研いで、水気を切ってから入れます。(米は浸水させると、べちゃっと仕上がる場合があるので、浸水はしなくて大丈夫。)

それから風味付けに酒を加えて、

米2合の場合は、釜の「白米」の目盛りで「2」のラインまで水を加えて、

酒が均一に混ざるように、軽くかき混ぜましょう。

なお、圧力調理でご飯を炊く場合は、水の量を正確に計ると、失敗しにくい印象です。米2合の場合は、水2カップ(400mL)を入れると、ほどよくもちもちの炊き上がりに。
具材をのせて炊く(加圧8分)
米、酒、水を入れたら、金時豆とさつまいもを入れて。

だしの素に乾燥昆布を加えたら、

圧力調理・8分にセット。
圧力ピンが下がったら、ふたを開けて。(ここで、ご飯の硬さやべちゃつきが気になった場合は、すぐにふたを閉め、15分ほど蒸らすと、ふっくらやわらかくなってくれます。)

昆布もやわらかく仕上がっているので、一緒にいただいちゃいましょう。昆布は取り出して、食べやすい長さで細切りにして、釜に戻して。

さつまいもや金時豆がなるべく潰れないように、しゃもじでざっくりほぐして完成。

金時豆のいい香り!金時豆とさつまいもの炊き込みご飯。

さつまいもの甘みとホクホク感、黄金の色合いも金時豆とぴったりです。
【レシピまとめ】金時豆とさつまいもの炊き込みご飯
最後にレシピをまとめておきますね。
金時豆は割とあっさりしているから、さつまいもを足すと甘みが付いて、よりおいしくなる印象です。
■材料(4人分)
金時豆(乾燥豆)1/4カップ(約50g)
お湯 1と1/2カップ
さつまいも(小)1本
米 2合
酒 大さじ1
乾燥昆布 5cm
■作り方(圧力調理・8分)
1. 金時豆は軽く水洗いし、お湯に6~8時間浸す。
2. 1を浸し水ごと鍋に入れ、強火にかけて沸騰させる。
3. 白い泡状のアクが出てきたら、差し水をして弱火にし、再び沸騰したら金時豆をざるにあげる。
4. さつまいもは皮ごと、約1.5cm幅の角切りにして水にさらす。
5. 電気圧力鍋に米と酒を入れる*(*無洗米の場合はそのまま入れる。無洗米でない場合は研いで水気を切って入れる)。
6. 釜に記載された白米の目盛りで「2」のラインまで水(分量外)を入れ、軽く混ぜ合わせる。
7. 電気圧力鍋に金時豆、水気を切ったさつまいも、乾燥昆布を入れる。
8. 圧力調理・8分にセットする。
9. 圧力ピンが下がったら、ふたを開ける(ご飯の硬さやべちゃつきが気になった場合はすぐにふたを閉め、15分ほど置いて蒸らす)。
10. 昆布を細切りにして釜に戻し、しゃもじでご飯をほぐす。
※加圧の強さや鍋の容量、食材の状態によって仕上がりは変わるため、必要に応じて時間や分量を調整してください。
【補足】このレシピは、ご飯に塩気は付けていません。食べるときはごま塩をかけたり、醤油をたらして焼きおにぎりにしてもおいしいです。

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キーワード:さつまいも、さつま芋、薩摩芋、サツマイモ

