【ぶり大根】電気圧力鍋でぶりをやわらかに、おいしく仕上げるコツ

ぶり大根の写真

ぶり大根は、ぶりのあらを圧力調理後、煮込みモードで煮汁を煮詰めます。加熱が長くなると、脂少なめの魚は硬くなってしまうため、脂ののった養殖ぶりを使うのがおすすめ。また、大根は圧力調理で水分が出るので、煮汁はひたひたより少なくて大丈夫です。

ぶりを霜降りする

それでは、さっそく作り方をご紹介しますね。
ぶりのあらは臭みがあるので、霜降りをして臭みを取ります。
ぶりのあらを大き目のボウルに入れたら、

熱湯を少し冷まして注ぎ入れて。

お湯が白く濁ったら、ざるに上げて水にさらして、

ぶりのあらをさっと洗ったら完了です。このとき血や汚れをしっかり取り除いておくと、より臭みが取れるそうです。

ぶり、大根、生姜、煮汁を入れる

霜降りが終わったぶりは、電気圧力鍋の釜に、なるべく重ならないように並べ入れます。
(ぶりが重なった部分は身がくっつくこともあるけれど、ごった煮なので、それほど気にしなくても大丈夫。)

大根は2cmぐらいの厚さで半月切りにして入れ、薄切りにした生姜と煮汁を加えましょう。

水、酒、醤油、みりん、砂糖を混ぜ合わせた煮汁は、ひたひたより少なめに加えます。大根は圧力調理すると水分がけっこう出てくるので、煮汁を少なくおさえておくと、仕上げのときに煮詰めやすくなりますよ。
また、生姜は煮汁に浸かるように入れて。大根は平らにならして並べ入れておくと、味がしみ込みやすくなります。

圧力調理後に煮汁を煮詰める

材料を入れたら、圧力調理・3分にセットしましょう。
そして圧力ピンが下がったら、ふたを開けて。このままだと味が薄いので、

煮込みモードで煮詰める準備。
煮汁から飛び出た大根は、色の薄い面が煮汁に浸かるように裏返します。

そうして、煮込み・10分にセット。煮汁を煮詰めていきましょう。

煮込みが終わったら、しばらく置いて味をさらにしみ込ませて、

あら熱が取れたら完成です。
脂ののったぶりは、圧力調理しても、とってもやわらか!
大根も味しみしみでやわらかくって、おいしいですよ。

【レシピ】ぶり大根

それでは最後にレシピを記しておきますね。
しょっぱすぎない、あっさりとした味付けなので、臭みをやわらげる生姜は入れるのがおすすめ。
ぶりがおいしい季節に、ぜひお試しください~。

■材料(4人分)
ぶり(あら)300g
大根 8cm
生姜 一片
★水 1/2カップ
★酒 大さじ3
★醤油 大さじ3
★みりん 大さじ2
★砂糖 大さじ1と1/2


■作り方(圧力調理・3分→煮込み・10分)※パナソニック製の電気圧力鍋を使用。


1. ぶりは霜降りをする。


2. 大根は皮をむき、2cmぐらいの厚さで半月切りにする。


3. 生姜は皮付きのまま薄切りする。


4. 電気圧力鍋に1を並べ入れたら、2、3を入れ、★の材料を混ぜ合わせて加える。


5. 圧力調理・3分にセットする。


6. 圧力ピンが下がったら、煮汁から飛び出た大根は裏返し、色の薄い部分が煮汁に浸かるようにする。


7. 煮込み・10分にセットして、煮汁を煮詰める。


8. 煮込みが終わったら、しばらく置いて味をなじませる。


※パナソニック製の電気圧力鍋の圧力は70kPa(1.7気圧)で一般的な強さですが、圧力が異なる製品や他製品をお使いの場合は、加圧時間の調整が必要かもしれません。


【電気圧力鍋でヘルシーごはん】
このブログでは、ふだん使いで、なるべく手間のかからない電気圧力鍋レシピを研究中。おいしくできた料理をコツコツ公開しています。加圧時間や食材の組み合わせなど、電気圧力鍋を使うときのちょっとしたヒントにして頂けましたら幸いです。

電気圧力鍋料理の写真