材料は2つ。甘夏の果肉と砂糖だけ。電気圧力鍋に入れて圧力調理後に煮詰めると、甘酸っぱくてほろ苦いマーマレード風味の甘夏ジャムに。冷めれば、とろみもしっかりつきます。すっぱい甘夏に出会ったら、電気圧力鍋を使って、気軽にジャムにしちゃいましょう。
すっぱい甘夏と電気圧力鍋を使って
すっぱくて、そのままでは食べにくい甘夏は、かんたんなジャムにしちゃいましょう。
電気圧力鍋でジャムを作ると、ほったらかしにできる時間があって、意外とラクちん~。
薄皮をむき、果肉を取り出す
まずは、甘夏の皮をむき、果肉を取り出します。
甘夏の薄皮は苦みがあるので、果肉を取り出すときは、薄皮をできるだけ取り除いて。
また、種が混じると苦みが増すので、種も残らず除きましょう。
砂糖の量は果肉の40%
果肉を取り出したら、砂糖の量を決めます。
酸味が強い甘夏の場合、砂糖は果肉の40%の量にすると食べやすい感じ。
上の写真では、果肉は294gなので、砂糖の量はその40%、つまり294×0.4=約118gを使います。
果肉と半量の砂糖を混ぜ合わせ、圧力調理
砂糖の準備が終わったら、電気圧力鍋の出番です。
甘夏の果肉を釜に入れたら、
砂糖の半量を加えます(残りの半量は、圧力調理後に加えます)。
果肉と砂糖は、よくかき混ぜて、
砂糖を全体になじませたら、圧力調理・2分にセット。
砂糖を加えて、煮込みモードに
圧力ピンが下がって、ふたを開けると、水分がたっぷり出ています。
ここに、残り半量の砂糖を加えて、
ざっくりと混ぜ合わせて砂糖を溶かしたら、
煮込みモードにセットにして、水分を飛ばしていきましょう。
煮込みの時間は、甘夏2個だと20分、3個だと30分ぐらいが目安です。
照りが出るまで煮詰める
煮詰める間に、白い泡のアクが出てきたら取り除いて。
煮込みでとろみをつけすぎると、冷めたときにジャムが硬くなるので、様子を見ながら煮詰めます。
「ちょっとしゃばしゃばだけど、照りが出てきたな」と感じたときに、煮込みを止めるといい塩梅です。
仕上がりは釜の色のせいで黒ずんで見えるけれど、
瓶に移せば、この通り。オレンジ色でつやつやです。
あら熱を取って、しっかり冷ますと、とろみが増します。
とろとろの甘夏ジャムのできあがりです~。
パンはもちろん、ヨーグルトやサラダにも
甘夏ジャムの使い道ですが、パンはもちろん、
無糖ヨーグルトに添えたり、
ドレッシングの材料に使っても、おいしいですよ。
下の写真は、新玉ねぎのマリネ風サラダ。
さっと湯がいた新玉ねぎに、甘夏ジャムと粒マスタードをあえると、甘酸っぱくてさわやかな味~。
冷凍保存もできる
また、使い切れない甘夏ジャムは冷凍保存もできますよ。
糖度が高いとガチガチに凍らないので、冷凍庫から取り出したらすぐに使えます。
【レシピ】甘夏ジャム
それでは最後にレシピを記しておきますね。
すっぱくてワイルドな味の甘夏も、電気圧力鍋を使えば、かんたんでおいしいジャムに変身!
ぜひ一度お試しください~。
■材料
甘夏 2~3個
砂糖 果肉の重さの40%
■作り方(圧力調理・2分→煮込み・目安20分/甘夏2個|目安30分/甘夏3個)※パナソニック製の電気圧力鍋を使用。
1. 甘夏は皮をむき、薄皮をむいて果肉を取り出す。
2. 1の果肉の重さを測り、砂糖を測る。
3. 電気圧力鍋に果肉を入れ、半量の砂糖を加えてよく混ぜる。
4. 圧力調理・2分にセットする。
5. 圧力ピンが下がったら、残り半量の砂糖を加えて混ぜる。
6. 煮込みモードにセットして、アクをすくいながら煮詰める。
7. 照りが出てきたら、煮込みを停止する*。
*掲載している煮込み時間は目安です。煮詰め過ぎると冷めたときに硬くなります。
※パナソニック製の電気圧力鍋の圧力は70kPa(1.7気圧)で一般的な強さですが、圧力が異なる製品や他製品をお使いの場合は、加圧時間の調整が必要かもしれません。
【電気圧力鍋でヘルシーごはん】
このブログでは、パナソニック電気圧力鍋を使ったレシピを研究・公開しています。加圧時間早見表も随時更新中。ぜひぜひのぞいてみてください!