【鶏肉の八幡巻き】電気圧力鍋でやわらか&甘辛味!おせちに人気の鶏もも肉レシピ

八幡巻き(電気圧力鍋使用)

電気圧力鍋で簡単に作れる「八幡巻き」のレシピをご紹介します。ごぼうや人参を鶏もも肉で巻いて甘辛く煮詰めた定番料理。圧力調理なら味がしっかりしみ込み、お肉も驚くほどやわらかに。下ごしらえさえ頑張れば、あとはおまかせ。おせちや作り置きにもぴったりな華やかな一品です。

このレシピは、パナソニック電気圧力鍋(NF-PC400・SR-MP300)でおいしく作れます。

八幡巻きとは?

読み方は「やわたまき」。八幡巻きとは、ごぼうなどの野菜を鶏肉や牛肉で巻いて甘辛く煮詰めたおかずのことです。ごぼうは地中に長く根を張ることから縁起がいいといわれ、健康長寿の願いを込めて、おせち料理にも使われます。
この記事では、ごぼうと人参を鶏もも肉で巻いた八幡巻きのレシピをご紹介しますね。

レシピの詳しい手順とポイント

ここからは写真付きで詳しく解説していきます。

番号付きのシンプルなレシピは記事後半にあります。
解説は飛ばしてレシピだけ見たい方は

肉巻きの下ごしらえ

鶏もも肉1枚で、肉巻きが1本作れます。
4人分をしっかり食べたい場合は、鶏もも肉を2枚使って肉巻きを2本作るのがおすすめです。
NF-PC400は釜底が広いので、肉巻き2本が調理できます。SR-MP300の場合は1本までです。

鶏もも肉2枚をバットに並べた様子。電気圧力鍋で八幡巻きを作る下ごしらえ工程

鶏もも肉は、皮を取り除いたら、きれいな面を下にして、厚みのある部分に包丁で切り込みを入れて、厚さを均一にしておきます。

厚さを均一にした鶏もも肉。根菜を巻く前の状態

ごぼうと人参のスティックを作る

ごぼうは太めの部分を使い、皮ごとよく洗ったら、縦の十字で4等分に切り、スティック4本を作ります。それから、酢水にさらしてアク抜きをしましょう。

ごぼうスティックを酢水にさらしている様子。鶏肉に巻く根菜の下ごしらえ工程

人参は皮をむいて縦に切り、幅1~1.5cm角のスティックを4本作ります。

ガラス容器に入れた人参スティック4本

(スティックを作って余った部分は、ほかの料理に使いましょう。)

ごぼうと人参を鶏もも肉で巻く

ごぼうと人参のスティックを作ったら、鶏もも肉で巻いていきます。
鶏もも肉は、内側になる片面に塩を少々ふります。

平らに広げて塩をふった鶏もも肉。肉巻きを作る工程

鶏もも肉の端に、ごぼうスティック2本、人参スティック2本を置いたら、

鶏もも肉の端にスティック状のごぼうと人参を2本ずつ置いた様子

彩りよく見えるように、ごぼうと人参を交互に並べて、鶏もも肉をぎゅぎゅっと巻き込んで、

ごぼうと人参のスティックを巻き込んだ鶏もも肉

たこ糸できつく、ぐるぐると縛りましょう。肉巻きを2本作る場合は、もう1枚の鶏もも肉も同じように縛ります。

たこ糸で縛った鶏もも肉の肉巻き2本

フライパンで軽く焼き色を付ける

肉巻きは、電気圧力鍋で調理する前に、表面に軽く焼き色を付けておくときれいです。
熱したフライパンに肉巻きを置いて、

鶏もも肉の肉巻きにフライパンで焼き目を付けている様子。電気圧力鍋で煮る前の下準備

ときどき転がしながら焼いて、焼き色が薄く付いたら火を止めます。

肉巻きをトングで転がして焼き目を付けた様子

電気圧力鍋で煮る(加圧5分)

下ごしらえした肉巻きは、電気圧力鍋に並べ入れ、

電気圧力鍋の内釜に肉巻き2本を並べ入れた様子。八幡巻きを煮る下準備

風味付けに、皮付きのまま薄切りにした生姜を入れて。

電気圧力鍋の内釜に肉巻きと生姜の薄切りを入れた様子

水、醤油、砂糖、みりんを混ぜ合わせた濃いめの煮汁を加えたら、

電気圧力鍋の内釜に水・醤油・みりんの煮汁を入れた様子。肉巻きが煮汁に半分程度浸かった状態

圧力調理・5分にセット。肉巻きは仕上げに裏返して煮詰めるので、煮汁から飛び出していても大丈夫です。

煮汁を煮詰める(煮込み10分)

圧力ピンが下がったら、ふたを開けて。

圧力調理が終わった肉巻きの様子。煮汁に浸かっていない部分が白っぽい状態

色付きの薄い部分が煮汁に浸かるように、肉巻きを裏返したら、

肉巻きを裏返し、色の薄い部分を煮汁に浸けたところ。煮込みで煮汁を煮詰める準備

煮込み・10分にセット。ほったらかしで煮汁を煮詰めましょう。(パナソニック電気圧力鍋NF-PC400は、煮込みの火力が弱いけど、心配しなくて大丈夫。静かに煮込んでも、しっかり味がしみ込みます。)

煮汁を煮詰めて肉巻きに味をしみ込ませる工程

煮込みモードが停止したら、しばらく置いて、あら熱を取りましょう。冷める間に、さらに味がしみ込みますよ。

煮込み終了後の肉巻き。全体が色濃く仕上がっている様子

肉巻きは冷めてから切る

肉巻きが冷めたら、煮汁から取り出して、たこ糸を取って。

あら熱を取った肉巻きをまな板に置き、たこ糸を外した状態

形が崩れないように、包丁で丁寧に輪切りにしましょう。

肉巻きを包丁で切っている様子。ごぼうと人参が市松模様の配置で、彩りの良い断面

少し崩れてしまうものもありますが、味は最高!

切り分けた八幡巻きをバットに並べた状態。鶏肉の断面中央にごぼうと人参が彩りよく配置されている

お肉も、ごぼうも人参も、やわらか。甘辛味しみしみ!

器に盛り付けた八幡巻きに甘辛だれをかけた仕上がり。鶏もも肉と根菜がやわらかく見える完成品

電気圧力鍋で作った八幡巻きは、うまみもたっぷり。とにかくおいしくて感動です!

【レシピまとめ】鶏肉の八幡巻き

最後にレシピをまとめておきますね。
ごぼうと人参は生のまま巻いても、圧力調理でやわらかくなります。
食べるときは、煮汁を少しかけるとおいしいです。

■材料(4人分)
鶏もも肉 2枚
ごぼう(太めの部分)約13cm
人参(中)約13cm
塩 少々
生姜 一片
★水 1カップ
★醤油 1/2カップ
★砂糖 大さじ4
★みりん 大さじ4

■材料(2人分)※SR-MP300は2人分まで
鶏もも肉 1枚
ごぼう(太めの部分)約13cm
人参(中)約13cm
塩 少々
生姜 一片
★水 1カップ
★醤油 1/2カップ
★砂糖 大さじ4
★みりん 大さじ4


■作り方(圧力調理・5分→煮込み・10分)※パナソニック製の電気圧力鍋(NF-PC400・SR-MP300)を使用。


1. 鶏もも肉は皮を取り除き、きれいな面を下にして置く。


2. 鶏もも肉の厚い部分に包丁で切り込みを入れ、厚さをなるべく均一にする。


3. ごぼうは皮ごとよく洗い、縦十字に4つ切りにして酢水(分量外)にさらす。(2人分の場合はスティック2本を使う。)


4. 人参は皮をむいて縦に切り、幅1~1.5cm角のスティックを作る。(4人分の場合は4本、2人分の場合は2本作る。)


5. 鶏もも肉は、内側になる片面に塩をふる。


6. 鶏もも肉の端に、水気を切ったごぼう2切れと人参スティック2本をのせる。


7. ごぼうと人参を交互に並べて彩りよく整え、鶏もも肉で巻き込み、たこ糸できつく縛る。


8. 熱したフライパンで鶏もも肉を焼き、焼き色が薄く付いたら火を止める。


9. 電気圧力鍋に肉巻きを並べ入れ、皮付きのまま薄切りにした生姜を入れる。


10. 電気圧力鍋に★の材料を混ぜ合わせて加え、圧力調理・5分にセットする。


11. 圧力ピンが下がったら、肉巻きを裏返し、色付きの薄い部分を煮汁に浸ける。


12. 電気圧力鍋のふたを開けたまま、煮込み・10分にセットする。


13. 煮込みが停止したら、しばらく置いて、あら熱を取る。


14. 肉巻きが冷めたら煮汁から取り出して、たこ糸を取り、形が崩れないように輪切りにする。


※パナソニック製の電気圧力鍋の圧力は70kPa(1.7気圧)で一般的な強さですが、圧力が異なる製品や他製品をお使いの場合は、必要に応じて加圧時間を調整してください。

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